
「明日仕事場に人が来るので片付けました
←Before After→」
部屋の中で雪崩が起きたかのように物が散乱する仕事場を、来客のために片づけたビフォーアフターの写真が「X」で大きく注目されました。投稿には記事執筆時点で「5.9万件」もの「いいね」がついています。
「いやまって、地震とかあったの?! まぁ自信にはなりそうだからいいか……(言いたいだけ」
「いやBeforeに何があった!?」
「…廃墟?」
室内状況を見た人たちから驚きの声が届きました。
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投稿した人は「矢野トシノリ」(@hosimaki)さん。漫画家さんです。現在執筆中の作品に「これからだんだん幸せになっていく怖い女上司」(KADOKAWA)などがあり、たまにVtuberとしての活動することもあるのだそう。
まるで別人の部屋のようにかたづいたこの部屋に注ぎ込んだ労力や、来客の反応などを矢野さんにお聞きしました。
「結果的にあのような惨状に」
まず、ここまで散らかってしまった原因をたずねてみました。
「元々大人向け仮面ライダーベルト(通称CSM)やレプリカ武器を買うのが好きで、仕事場の一部を武器庫のようにディスプレイしているのですが、その際に発生する大きな箱をとりあえず隣の部屋に押し込んでいたら数年かけて結果的にあのような惨状になりました…」。写真には、壁面に整然と並べられたレプリカの武器が並んでいます。
しかしちょっと位置関係が分かりません。話題になった写真とは別の部屋の壁が「(レプリカ)の武器庫」となっていて、今回片づけた部屋は「箱置き場」になっていたということでしょうか。仕事部屋の間取りをたずねると、なんと矢野さんは親切にも手描きの配置図を送ってくれました。玄関を入ってすぐの大きな部屋の壁に「レプリカの武器棚」があり、「荒れていた部屋」は「普段の作業場」の隣の部屋であったことが一目瞭然です。
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衝撃の告白!
それにしても、片づけにはいったいどのくらいの時間がかかったのでしょうか。ちなみに時計の針は「ビフォー」の写真では「8時過ぎ」を「アフター」の写真では「12時20分くらい」を指し示していますが…?
「片付けは作業の合間の時間を使っておおよそ3日ほどかけて行いました。時計のせいで1日で終わったと勘違いされましたが、最初の画像の時計は数年間止まっていたのです」
「時計は数年間止まっていた」という衝撃的な告白に続き「特に大変だったのは前述の箱をどうするか…というところでした。いい箱なので潰さないで押し入れに綺麗に収納するのに苦労しました」という矢野さん。
参考写真として送られてきたポストの写真を見ると、そこにはぴしっ、と積み上げられたいくつもの箱が写っていました。なるほど、箱も大事なのですね…!!
さらに「あとは昔はアシスタントさんが出入りしていたので無駄に多かったモニターの処理などが大変でした(全部ハードオフに持ち込みました)」と矢野さんは片づけ終えた時のことをふり返りました。
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来訪者たちのコメント
こんなに頑張って部屋の片づけをやり遂げた矢野さんに、来訪者とその目的をたずねてみると以下のように答えてくれました。
「普段Discordサーバーで作業通話をしているお友達の作家さんと自分の仕事場見学兼趣味の会をしようということで集まっていただきました」
来訪者は総勢6人で、以下、作家さんたちそれぞれのアカウント名とユーザー名、そして矢野さんの仕事場を訪れた際のコメントです。
◇井上コウセイさん(@kousei5031)
「散らかすんもうまいけど片づけんのもうまいなw今後もキープしてくださいね!」
◇河合孝典さん(@onidanngo)
「片付いた仕事場はまるで子供のころ夢見た宝部屋でしたね!僕もそんな部屋が欲しかった!」
◇山口さぷりさん(@sapuriba)
「男子にとって理想の部屋だ…!!!!羨ましすぎる…!!!!という感じでした!」
◇ひろせたくじさん(@dekosenntakuji)
「部屋は脳内によく例えられるので、矢野さんの脳内って整理されるとこんな感じか〜」
◇井出圭亮さん(@SUKEIKEI)
「別次元に来た…?ってくらい綺麗で、しかも男子なら1週間は泊まりたい夢の仕事場でございました」
◇まいきーさん(@tatsuyuki2010 )
「片付いて良い空間でしたが趣味棚の方は片付いててもカオス」
矢野さん自身は当日のことを「会は仕事場の見学と各々の趣味(ゲーム機修理やプラモデル作りなど)を存分にして1日楽しく過ごせました!」と語ってくれました。
(まいどなニュース特約・山本 明)