早くも海外の「ロケ地が特定」『VIVANT』続編が正式発表、前作超えの“制作費”

　6月11日放送の『THE TIME，』（TBS系）に堺雅人が生出演。'23年7月期に放送された人気ドラマ『VIVANT』の続編が来年の『日曜劇場』で放送することを発表した。

海外のロケ地はアゼルバイジャンで確定か

　その後に局内で行われた続編制作会見に、堺とともに出席した福澤克雄監督は新作のロケ地について、

「超親日国。でも日本人はあまり知らないかも。日本みたいに神話の伝説が残るところ」

　堺も、

「僕は大阪・関西万博でその国のパビリオンに行きました」

　とヒントを明かした。またドラマの公式Xで投稿されたロケ地での写真が公開されると、SNSでは早くも続編の舞台が特定されることに。

《まさかのアゼルバイジャン！ シェキの隊商宿だ！》

《アゼルバイジャン シェキのキャラバンサライという所だそうで》

　中には公式Xと同じアングルで撮影された写真を添えて、ロケ地を特定する人が続出している。

「公式発表に先駆けて5月の段階で『女性自身』で『VIVANT』の続編が決定したと報道されていたのですが、そこですでにロケ地の候補がアゼルバイジャンになりそうだと指摘されていたんです。そのため公式Xが投稿した写真ですぐに特定できた人が多かったみたいですね」（テレビ誌編集者）

　最終回の世帯平均視聴率19.6％（関東地区、ビデオリサーチ調べ）と大ブームを巻き起こしたが、その制作費の高さでも話題になった同作。

「'23年版の舞台となった中央アジアの架空の国『バルカ共和国』のシーンは、モンゴルで約2か月半かけて撮影。制作費は1話3000万円が目安と言われる地上波ドラマでは異例となる、1話あたり1億円という高額な制作費が投入されたと報じられています」（同・テレビ誌編集者）

　続編の海外ロケに関して福澤監督は、

「全部合わせて3か月以上。基本的に海外の話になる」

　と告白しているだけに、'23年版より制作費はアップしそうだ。

「『VIVANT』に高額な制作費が投入できたのは、'23年にTBSと経営統合した動画配信サイト『U-NEXT』で独占配信することを条件に、制作費の一部を負担したからと言われています（現在はNetflixでも視聴可）。第一弾がブームになり『U-NEXT』での視聴数も好調だったので続編でも同社からのサポートが決まり、高額な制作費を捻出することが可能になったのでしょう」（制作会社関係者）

　現段階では堺が続投することしか発表されていないが、主要メンバーである阿部寛、二階堂ふみ、役所広司、二宮和也、松坂桃李らも出演予定だという報道もある。

「ドラマ放送後の来年12月には映画版も公開する予定で制作が進められているとも報じられています。人気シリーズの映画版ならヒットは確実。映画版込みで制作費が捻出されるでしょうし、海外ロケの期間も前作より長いため、続編では1話あたり1.5億円ほど投入されるかもしれませんね」（同・制作会社関係者）

　制作費アップで、前作超えのヒットになることは間違いなし？