オーディションで抜擢された佐野弘樹×天野はな主演のロードムービー、足立紳監督の最新作『Good Luck』12月公開

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2025年06月11日 12:51  デビュー

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デビュー

足立紳監督の最新作『Good Luck』は2025年12月公開(C)2025「Good Luck」製作委員会(別府短編プロジェクト・TAMAKAN・theROOM)
 足立紳監督の最新作『Good Luck』が、2025年12月より渋谷シアター・イメージフォーラムほかにて公開することが決定。ティザービジュアルと場面写真に加え、主演の佐野弘樹&天野はなからのコメントが解禁された。

【写真】足立紳監督の最新作『Good Luck』場面カット

 連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK)の脚本や、『雑魚どもよ、大志を抱け』『劇場版それでも俺は、妻としたい』など立て続けに話題作を手がける足立氏の監督最新作は、大分県は豊後大野の優しい風景を舞台に、人生迷走中の男女のあてどないアンブリン(ぶらぶら歩き)を、驚きの演出と共に描く、まだ誰も観た事がないロードムービー。

 そもそもは大分県のミニシアター・別府ブルーバード劇場でしか観られないオリジナルの短編映画を制作しようと始まった本企画だったが、舞台となる豊後大野の風景とキャストの魅力に足立監督が夢中となり、いつの間にか長編に。

 30歳間際だが、一緒に暮らす女性に食べさせてもらっている自称・映画監督の大山太郎。大分県で行われる映画祭に入選を果たし意気揚々と現地に向かうも、上映会で主催の女性から映画を厳しく批判されてしまい意気消沈。フラフラと隣町の築後大野へ向かうと、そこで太郎の映画を観ていた砂原未希という不思議な女性と出会い、一泊二日だけの小さな旅をすることになる。

 正体不明ではあるが、明け透けな性格の未希に映画づくりに自信を持てない自分をさらけだし、ほのかな恋心も抱き始める太郎だったが…。人生迷子の二人がたどり着く、旅の結末は?

 その唯一無二のチルな空気感とユニークな演出が評価され、今年3月には第20回大阪アジアン映画祭、4月にはウディネ・ファーイースト映画祭にて上映、さらにはこのほど、第27回上海国際映画祭・アジアナウ部門への出品も決定。

 現地時間6月13日18時より、足立監督の舞台挨拶とQ&Aが予定されている。大分から飛び出し、日本、そして世界中の映画祭を魅了している本作が、遂に本年12月より劇場公開を迎える。

 主人公の売れない映画監督・太郎を演じるのは、『SUPERHAPPYFOREVER』での好演も記憶に新しい佐野弘樹。太郎が旅先で出会う正体不明の女性・未希を自然体で演じるのは『Chime』で強烈な存在感を放った天野はな。

 共にオーディションで選ばれたふたりが、豊後大野をさまよう男女をユーモラスに演じ、ゆるっとした空気感満載のロードムービーが誕生した。さらに、加藤沙希、篠田諒が物語に血を通わせるほか、剛力彩芽、板谷由夏のユニークな役柄にも注目が集まる。

 また、併せて解禁されたティザービジュアルは、豊後大野の絶景・轟橋の前の太郎と未希の姿が印象的に切り取られたもの。日常のエアポケットのような、小さな旅の途上の一瞬が切り取られたビジュアルに仕上がった。

【キャスト・監督 コメント】
■佐野弘樹(大山太郎役)コメント
別府短編映画祭の企画から始まった本作。いただいた脚本を読んだ時、98シーンもあることに驚き、本当に短編として撮りきれるのか半信半疑でした。ところが、完成した作品を観ると104分の長編に仕上がっていて…。足立さんは「これでも頑張って短くしたんだよ」と言っていて、最初から長編を作る気だったのかなと、思わず笑ってしまいました。
しかし、そんなことよりも、完成した映画が脚本以上の力を持った作品になっていたことに胸が熱くなりました。あらゆる意味で想像を超えてきたこの作品が、一人でも多くの方の目に届くことを願っています。どうぞよろしくお願いします。

■天野はな(砂原未希役)コメント
大好きな映画が出来ました!
足立監督をはじめ、スタッフ、キャスト、地元の皆様とまるで学生時代の映画サークルのようにはしゃぎながら、毎日クタクタになるまで撮影した日々が昨日のように思い出せます。
大分・豊後大野を舞台に、思わず力の抜ける、幸せで楽しい映画になったと思います。
是非劇場で観て頂けたら嬉しいです!

■足立紳(脚本・監督)コメント
別府短編映画プロジェクトとして始まった企画でしたが、脚本を書いてみるとこれは中編くらいになってしまうかも……という不安感を少々抱きつつ、撮影しているうちにどんどん延びていってしまい104分という普通の尺の映画になってしまいました。それは豊後大野の豊かでどこか可笑しみのある風景と、その中をフラフラと歩き回る佐野弘樹さんと天野はなさんがとても魅力的で、いつまでもこの地を歩き回る二人を観ていていたいなあと思ってしまったからです。
ラッシュを見て、切らなくてもいいと言ってくださった別府短編プロジェクトの皆さまには感謝してもしきれません。ですが映画を観ていただければ、きっとお客様も僕と同じ気持ちになっていただけると思っております。

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