南丹市産ユズを使ったポテチ完成＝京都府〔地域〕

　京都府南丹市産のユズを使用した湖池屋のポテトチップスの完成発表会が１１日、同府庁で行われた。同商品の販売は３年目。湖池屋は売り上げの一部を府の文化財保全事業に寄付した。

　湖池屋は１９８６年から南丹市で工場を稼働。２０２３年に府と地域活性化包括連携協定を締結した。協定に基づき、府内産品を使った商品を開発し、売り上げ１袋につき１円を府に寄付している。

　商品は南丹市産ユズの皮と京都市内の店舗の七味を使用。９日から全国のコンビニエンスストアで先行発売した。１６日から全国のスーパーで発売する。

　協定に基づき、同社は府立京都すばる高校とも商品開発を進めており、秋ごろに新商品を発表する予定。

　試食した湖池屋の佐藤章社長は「ぴりっとして何枚も食べたくなる後味で、イモの味も邪魔しない」と強調。一緒に試食した京都府の西脇隆俊知事は「京都府産品を使った商品を人気ある食で提供し、寄付もしていただいてありがたい」と述べた。