マレリ、米破産法で再建申請=車部品大手、日産にも供給
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2025年06月11日 16:01 時事通信社

自動車部品大手のマレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)は11日、日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11条(チャプター11)に基づく、再建手続きを申請したと発表した。金融機関など債権者の私的整理に関する協議が不調に終わったことを受け、裁判所の管理下で再建を目指す。経営再建中の日産自動車に一部部品を供給しており、影響が及ぶ可能性もある。
マレリを巡っては、金融機関などの債権者がインドの同業大手による買収を含む私的整理案について協議したが、一部債権者の同意を得られなかったもようだ。マレリは、8割程度の債権者がチャプター11に基づく再建を支援する契約に署名し、債権者から11億ドル(約1600億円)のつなぎ融資を受けられると説明。再建手続き申請期間中の企業活動に「影響は及ばない」としている。
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