キャバ嬢に「もう店に行かない」と連絡するのは悪手…“恋愛対象”として見られなくなる必然の理由

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2025年06月11日 16:01  日刊SPA!

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大谷麻稀
東京の上野でスナックを営む大谷麻稀です。会社員を辞め、未経験の水商売で独立してから早2年。日本屈指の飲み屋街で、昼も夜もさまざまな人間模様を見てきた私が、今夜のお酒がちょっぴり美味しくなるコラムをお届けします。
「俺、もう◯◯ちゃんのお店に行くの辞めるね」ーーキャバ嬢など、夜の店にいる女の子にそう伝えて、相手の反応を試したことがある人、正直に手を挙げてください。

◆こじらせおじさんは百害あって一利なし

「そんな寂しいこと言わないで!」と引き止めてもらえると思ってなのか……それとも、「やっと僕の気持ちを伝えられる」とスッキリしたくてなのか……。

何かしらの返信を期待して送信ボタンを押したのでしょうが……残念ながら、このセリフは“言えば言うほど”恋愛対象から遠ざかります。それどころか、客としての評価も急降下の一途をたどるでしょう。

では、なぜ「もう行かない」と言う男が好かれないのか?

理由はシンプル。“こじらせおじさん”は「百害あって一利なし」だからです。

恋は盲目とはいえ、取り返しのつかない失敗をしないよう、現役のスナックのママがその理由をぶった斬ります。

◆駆け引きのつもりが、ただの“かまってちゃん”扱い

「もう行かない」と言っても、本気じゃないでしょう?

女の子から社交辞令で「そんなこと言わないで〜また一緒に飲みましょうよ」といった内容の返信が来るかもしれません。でも、LINEの通知を見た瞬間、内心では「うわ、めんどくさい」とため息をついている可能性が高い。

考えてみてください。“かまってちゃん”的な発言をしないと、まともに相手をしてもらえない時点でお察しです。元来、あなたは恋愛対象として興味を持たれていないんです。

興味のない相手とは、駆け引きが成立しないのは自明の理。恋愛どころか“めんどくさい人フォルダ”に直行です。

◆本当に来ない人は、わざわざ言わない

夜の店に限らず、普通の恋愛でも、「もう会わない!」と宣言する人ほど、結局戻ってくるもの。本当に縁を切るなら、黙って連絡を絶てば済む話。わざわざ報告する背景には、「すがりついてほしい」という未練が透けて見えます。

でも、そんな「試し行動」をしたところで、女の子の反応は決まっています。

「はいはい、また来るでしょ」

そう思われて終わり。あなたの宣言を真に受けて思い悩むことなんてありません。

◆「行かない」と言っても、好かれることはない

これまでも繰り返し主張してきた“大前提”があります。それは女の子に異性(恋愛対象)として好かれるには、人として好かれることが必要ということ。そこをクリアせずに異性として好かれるなんて、どうひっくり返ってもあり得ません。

そのうえで感触がよければ、プライベートでの関係に発展する可能性もあるでしょう。焦らずステップを踏めばいいものを、強行突破、一発逆転を狙っての“もう行かない宣言”は、自らそのチャンスを潰していると断言できます。

「俺に興味ないんでしょ」

自分で分かってるくせに、「そんなことないよ!」といった返信を心待ちにしているそこのあなた。女の子によって好きなタイプは様々ですが、試し発言をするような“こじらせおじさん”とわざわざプライベートを共にしたいと考える女の子はほぼいないはず。

恋愛感情であれ、推し活的な感情であれ、素直にお店に行って応援する、良い客である、けっして“かまってちゃん”をしない。「俺に興味ないんでしょ?俺はただの客なの?もう行かない」などと勝手にヒステリーを起こさない。お金があるかないかより、イケメンであるかどうかより、広い心で安定したメンタルを保つだけで、その恋心が実る可能性が高まりますよ。

<TEXT/大谷麻稀>

【大谷麻稀(まきぱん)】
上野にてスナックを経営する28歳。大好きなお酒にコミットするべく鉄道会社を退職し、ほぼ未経験の世界へ転身。TOEIC910取得。趣味は海外一人旅。

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