
元ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏のロングインタビューをまとめた単行本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との 47 時間』(新潮社)が7月18日に全国一斉発売される。
「おとなしくしていてほしい」
小説家の早見和馬氏が、藤島ジュリー景子氏に計47時間のロングインタビューを行い、旧ジャニーズ事務所の内情と藤島氏自身の半生を明かす肉声を記した一冊になっているという。
ジュリー氏は叔父・ジャニー喜多川氏の死後、第2代ジャニーズ事務所代表取締役社長に就任。他にも、ジェイ・ストームやヤング・コミュニケーションなどグループ企業4社の代表取締役会長を務めていた。
しかし、2023年にジャニー喜多川氏の性加害問題により社長職を引責辞任。「被害者補償以外の業務には関わらない」とし、2024年9月には会長として留まっていたグループ企業4社全ての代表取締役を辞任し、会長職から退いていたことが報じられた。
そんなジュリー氏の書籍が発売されることに対して、批判的な意見が集まっているという。
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「旧ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川氏の性加害問題で社名変更、所属タレントの起用辞退などさまざまな影響を及ぼしました。ジュリー氏が社長や会長の職を退いたとはいえ、いまだにSTARTO社所属タレントのコンサート現場でたびたび目撃されていることから《まだ実権を握っているのでは?》という疑いの目を向けているファンも多いようです。そんな彼女が書籍を発売することで、頑張って活動を続けている所属タレントにまた影響が出るのではないかという懸念の声が上がっています」(芸能ニュースライター、以下同)
SNS上では、
《あの一件からタレントさんたちがどんな思いで頑張ってきたのか。また変に注目を浴びることでどんな影響が出るのか考えて欲しい。おとなしくしていてほしい》
《ひっそりと暮らしてたらいいのに…本出して金儲けしたいようにしか見えない。遺産たんまりもらってるだろうにがめついな》
と冷ややかな目が向けられている。
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また、《嵐の最後の活動に被せてきたのはわざと?》《解散に水差さないで》と、そのタイミングの悪さを指摘する声も。
「書籍の触れ込みには『ジャニー、メリー、「嵐」のこと』『国民的アイドル「嵐」との出会いと活動終了』と“嵐"について言及されています。ジュリー氏が手掛けたグループの1つですし、二人三脚で歩んできた思い入れのあるグループ。避けては通れない話だとは思います。しかし、つい先日活動終了を発表したばかりで今もっとも注目されている嵐の名前を大々的に謳うことで『書籍の売名に使っている』と嫌悪感を抱く人もいるようです」
なお、発売に至った経緯として、著者の早見氏は以下のコメントを発表。
「これまで語られてこなかった事実を、ファンや読者に伝えられるのではないか。それが今回、40 時間を超えるインタビューに臨んだ一番の理由です。ジュリー氏一人の声だけを記すという行為には恐怖心がつきまといました。それでも、この本には間違いなく彼女の目に映っていたものが、過去と未来が、そして贖罪への思いが記されています。読者のみなさまに、等身大の彼女が、その息遣いが伝わることを願っています」
また、出版元の新潮社も
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「旧ジャニーズ事務所をめぐって、さまざまな立場の方がいらっしゃることは承知しています。その上で、本書は出版する意義があると考え、刊行を決定いたしました」
と述べている。
果たして書籍では、何が語られているのか。その内容に良くも悪くも注目が集まっている。