ソフトウェアの品質保証を軸にさまざまなDX事業を展開するSHIFTは、企業のアジャイル成熟度向上を包括的に支援する「アジャイルコンサルティングサービス」の提供を開始した。1000件を超えるアジャイルプロジェクトへの参画で培った知見をもとに、企業の成長フェーズに応じた多様な課題解決を実現する。
●独自の「アジャイル変革フレームワーク」とは?
近年、AIをはじめとする技術革新や生活者の価値観の多様化を背景に、企業を取り巻くビジネス環境は急速に変化している。こうした予測困難な状況下では、柔軟かつ迅速な意思決定やプロジェクト推進力が求められており、アジャイルのアプローチがプロダクト開発のみならず、経営判断や組織運営にも広がりを見せている状況だ。
一方で、「組織文化が障壁となりアジャイル導入が進まない」「従業員がアジリティ(機敏性)高く行動できるマインドセットが育っていない」といった課題を抱える企業は少なくない。
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SHIFTはアジャイル開発支援や人材育成、QA支援など多角的なサービスを展開してきた。新サービスでは、これまでの知見を体系化。企業のビジネス成長を後押しするべく、アジャイル導入から成熟化までを包括的に支援する。
同サービスは、SHIFTが独自に構築した「アジャイル変革フレームワーク」を活用。開発環境の整備や組織権限の最適化、経営資源の柔軟な配分、マインドセットの変革、戦略の浸透、KPIに基づく評価、エンジニア採用基準の設計、コミュニケーションの最適化など、アジャイル成功に不可欠な8つの要素を軸に、顧客の課題に合わせてアジャイル導入から定着までを支援する。
経営層、プロジェクト主管部門、開発・運用チームなど、企業文化やポジションごとによってアジャイルの課題は異なるケースが多い。導入の流れとして、まずアジャイルクイック診断を用いて、現状のアジリティや組織課題を可視化させる。
次に、現場ヒアリングやプロジェクト観察を通じて精度の高い課題抽出を行う。SHIFTのアジャイルエキスパートは、改善施策を提案。課題が解決するまで伴走しながらサポートするという。
さらに、SHIFTが培ってきたアジャイルQAのナレッジをベースにした「SHIFT Quality Framework for Agile」も組み込み、品質を担保しながら組織変革を後押しする。
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SHIFTはアジャイル導入や定着に課題を抱える企業のパートナーとして、変化に強い組織づくりとDX推進を支援していく。
(小松恋、アイティメディア今野大一)
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