映画『ヒックとドラゴン』実写化による“進化”が見えるドラゴン別ポスタービジュアル公開

　バイキングの少年ヒックと、伝説のドラゴン・トゥースとの友情と冒険を描いたドリームワークスの人気アニメーション映画を実写化した『ヒックとドラゴン』（9月5日公開）の、ドラゴン別ポスタービジュアルが解禁された。

【画像】そのほかのドラゴンのポスタービジュアル

　今回公開されたビジュアルでは、ドラゴンたちが実写化によって、まるで鱗の手触りまでも感じさせるリアルな質感で描かれており、彼らの“存在感”がまさにスクリーン上に“生きている”かのような迫力で写し出されている。

　ヒックとの出会いで、宿敵同士だった人間と深い友情を築くことになる【ナイト・フューリー】。真っ黒な体に闇夜をまといながら、目でとらえ切れないほどの高速飛行で誰もその姿を知らぬまま恐れられてきた伝説の最強種族だ。

　そのほかにも、背景にかかるオーロラのように艶やかな青色の鱗と、黄色の強く鋭いトゲを持つ気高きドラゴン【デッドリー・デンジャー】。小さな翼に不釣り合いな巨体とつぶらな瞳が特徴ののんびり屋【グルーサム・グロンクル】。鋭い目と歯、そして強力な顎を持ち、体内から放たれる炎で自らを火だるまにすることで対峙した相手を恐怖の底に陥れる【モンスター・ナイトメア】。一つの体に二つの頭と尾を持ち、一方の頭がガスを吐き出し、もう一方がそこへ火を吐くことで大爆発を起こす分担技を駆使する【ダブル・ジップ】。個性豊かなドラゴンたちが勢ぞろいする。

　トゥースと名付けられたドラゴン【ナイト・フューリー】と、心優しきバイキングの少年ヒックの絆が生み出す一体感をはじめ、ヒックが憧れる勇敢な戦士アスティ（ニコ・パーカー）と【デッドリー・デンジャー】の組み合わせが魅せる神秘的な美しさ、そしてヒックと同様に一人前のバイキングを目指し訓練に励む仲間たちとドラゴンがバーク島の雄大な風景のなかで生きていることを感じさせるビジュアルからは、本作が単なるアニメの再現にとどまらない、完全なる実写化であることを強く印象づけている。

　本作は、IMAX、MX4D、4DX、SCREENX、Dolby Cinemaといった各種ラージフォーマットでの上映が決定しており、その映像体験は群を抜く規模となる見込みだ。

　撮影監督には、「マトリックス」シリーズ、「スパイダーマン」シリーズなどで革新的な映像を生み出してきたビル・ポープが起用された。本作では、2010年に公開されたアニメーション版で監督を務めたディーン・デュボアとともに、物語の象徴である壮大なスケール感に、最新技術と深い人間ドラマを融合させた映像演出が注目される。

　特に、ドラゴンたちの飛行シーンを再現するため、主要なシーンの一部はIMAXカメラによって撮影されており、圧倒的な空撮映像とともに、観客にかつてない没入体験を提供することが期待されている。