地震や豪雨を想定した警視庁の災害警備総合訓練が12日、東京都江戸川区篠崎町の江戸川河川敷であった。機動隊員の他、自衛隊や都、東京消防庁など約600人が参加し、被災者の捜索や救助の手順を確かめた。
地震により道路が陥没して車両内に運転手が取り残されたと想定。機動救助隊員がクレーンを使って、車両の上空にロープを張って車に近づき、運転手を救助。また、2024年1月の能登半島地震の被害を再現し、家屋が倒壊した現場で、警備犬が土砂や車の中に取り残された人を検知し救出するなどした。
迫田裕治警視総監は阪神大震災から30年を迎えたことを踏まえ、「当時の教訓は防災・減災の礎になっている。首都直下地震や局地的な風水害など大規模災害の発生を想定の上、必要な準備を徹底してほしい」と訓示した。【木下翔太郎】
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