「魔物」(C)テレビ朝日・SLL麻生久美子と塩野瑛久が出演する、日韓クリエイター共同制作による完全オリジナルドラマ「魔物」の最終話が今夜6月13日(金)に放送。オダギリジョーが友情出演することが分かった。
孤高の弁護士・華陣あやめ(麻生久美子)と甘く魅惑的な殺人容疑者・源凍也(塩野瑛久)が“禁断の愛”に堕ちる本作は、世界200以上の国と地域で配信されていることも大きな話題となっている。
その最終話では、主演・麻生久美子の“盟友”オダギリジョーが友情出演。伝説の“時効警察コンビ”が、同じ“金曜ナイトドラマ”枠で再会を果たしている。
ドラマ「時効警察」シリーズ(2006〜2019年)で、名コンビぶりを発揮したオダギリと麻生。2人はオダギリが演出・脚本・編集を務めた「オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ」シリーズ(2021〜2011年 ※映画は9月公開予定)でも共演している。
今回の出演も、長年信頼しあってきた間柄だからこそ実現したもので、オダギリは「麻生さんが気合いを入れて撮影していると聞いたので、のぞきにいければと…」と、ほかでもない麻生の主演作品のラストを盛り上げるべく駆けつけたことを明かした。
旧知の仲である麻生の存在は、もはや「身内の感覚」に近いというオダギリ。だからこそ、彼女の出演作は照れくさくてなかなか見ることができないそうだが、「“必要なら呼んでね”と声はかけたものの…お話をいただいたときは“本気じゃん”って思いました(笑)」と今回の共演秘話を明かした。
麻生は「おっしゃるとおり、気合いの入った作品なので出演してくださってとてもうれしいですし、心強かったです! 約束どおり来てくださって本当にありがたかった!」と大感謝。「オダギリさんがどこでどんな役で登場するか、ぜひみなさん、ご覧になって驚いてください!」と視聴者に向けてメッセージを送っている。
■麻生久美子、「“これが真実だったのか!”とスッキリしていただけるはず…」
そんな最終回は、あやめと凍也の“禁断の愛”がついに決着の瞬間を迎えるとともに、第1話から毎回、視聴者の考察をあおってきた、あやめが被告席に立つ裁判シーンの真相が明らかになる。
前回、第7話のラストでは、ボロボロのドレスに血まみれのあやめが手錠をかけられ警察に連行される姿、そして収納袋に入れられた遺体が運ばれていく衝撃の光景が映し出され、視聴者を騒然とさせた。
その直前、名田邸におびき出されたあやめが、かつてないほど冷酷な表情を浮かべる凍也と対峙した場面も描かれていたが、屋敷でいったい何があったのか!? 運び出された遺体は一体誰なのか。そして命を奪ったのは誰なのか。
血まみれで連行されるあやめ、憎しみ叫びながら拳を振るう凍也、ボコボコに殴られた顔で凶器を誰かに向ける夏音(北香那)、ネクタイを口に詰め込まれ笑う陽子(神野三鈴)、本性が見えない潤(落合モトキ)、あやめを守ろうとする元恋人の今野(大倉孝二)、そして全員を疑い続ける刑事たち(うらじぬの・若林時英)。本当の《魔物》は誰なのか?
怒涛のクライマックスを前に、麻生は「ついに最終話です。本作では衝撃事件がさまざま起きましたが、真相がやっと明らかになります。これまでたくさんの嘘や伏線が張りめぐらされてきたので、ようやく“これが真実だったのか!”とスッキリしていただけるのではないかと思います!」と見どころを呼びかけた。
最終話<6月13日放送>あらすじ
傍聴席が隙間なく埋め尽くされた、法廷。弁護士・華陣あやめ(麻生久美子)は、被告人席で虚ろな瞳で呟く。「……あれは…何のためにおかした罪だったんだろう……?」こうして、ある“殺人事件”の裁判がはじまった――。
時は巻き戻り1年前―。静かなる狂気をはらんで、あやめの前に姿を現す源凍也(塩野瑛久)。階段から突き落とされ、血を流す最上陽子(神野三鈴)に目もくれず、あやめにゆっくり詰め寄る凍也。制御不能な“魔物”と化し、憎しみを叫びながら襲い来る凍也に、あやめは涙を流しながら必死に抵抗する。
「謝れ」「謝ることなんて、一つもない」
「お前のせいだ」「あなたは誰も愛したことなんてない。なのに、私はあなたを愛してた…!」
そのころ、凍也に激しく殴られ気を失っていた夏音(北香那)は離れで目を覚まし、着の身着のまま名田邸に逃げてきて、凄惨な現場を目の当たりにする。夫の支配から逃れられない夏音は、割れた鏡の破片を拾うと、切っ先をなんとあやめに向けてーー。
殺したのは、殺されたのは、愛したのは、誰なのか――?
「魔物」最終話は6月13日(金)23時15分〜テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)。
(シネマカフェ編集部)