
6月12日にインド・アーメダバード近郊で発生した、エア・インディア機の墜落事故を受け、到着地のロンドン・ガトウィック空港に多くの報道関係者が詰めかけた。
この事故は、アーメダバード発ロンドン/ガトウィック行きのエア・インディアAI171便(ボーイング787-8型機、機体記号:VT-ANB)が、現地時刻午後1時38分に離陸し、直後に墜落した。ロンドン/ガトウィックには午後6時25分に到着する予定だった。
乗員12名と乗客230名の計242名のうち、乗客1名を除いて全員が死亡した。乗客のうちインド人が169名、イギリス人が53名、ポルトガル人が7名、カナダ人が1名だった。生存者はインド系イギリス人で、エコノミークラスに着席していたとみられており、BBCによるとエコノミークラス最前列窓側の非常口横に着席していた。
ガトウィック空港の南ターミナルでは、エア・インディアのチェックインカウンターに折り返し便のなる予定だったゴア行きの欠航を知らせる表示を行っていた。到着便の表示はなかったものの、空港関係者が多く配置されており、混乱は見受けられなかった。
報道関係者は北ターミナルの限られたエリアからのみ取材が許され、空港の広報担当者によると、同日深夜までスペースを開放したのち、翌13日にも早朝から開放するとした。多数の大手メディアのレポーターやフリージャーナリストなどが待機していた。
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エア・インディアは、デリーとムンバイからアーメダバードへ救援便を運航するほか、遺族向けにホットラインを設けた。