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北陸地方にある「石川県」は、日本海でとれる海の幸や、地域に根づく伝統工芸などで知られるエリアです。南北に細長い形をした県土には、県庁所在地である「金沢市」をはじめ、11市8町があります。
それでは、石川県で二番目に有名だと思う市町はどこでしょう? ここでは、編集部がピックアップした3つの市を紹介します。
県南部にある「小松市」は、加賀藩主・前田利常が「小松城」に隠居したことで、城下町として発展した街です。
前田利常は名君と名高く、神社仏閣の造営や工芸品の振興に力を入れたりと、地域の発展に大きく貢献しました。今も石川県の名産品として知られる「九谷焼」の産地のひとつであり、ものづくりの精神が脈々と受け継がれています。また、建設機械メーカー大手の「コマツ」の創業地としても有名です。
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能登半島に位置し、日本海に面する「輪島市」は、伝統工芸品である「輪島塗」の産地として知られています。輪島塗は、1476年にはすでに塗師がいたという長い歴史を持つ伝統工芸で、北前船によって全国に広まりました。その美しさで、海外からも注目を集めています。
また、日本三大朝市のひとつといわれる「輪島の朝市」も有名です。2024年の元日に発生した能登半島地震では大きな被害を受けましたが、伝統の灯を絶やさないために、さまざまな取り組みが進められています。
県の南西部に位置する「加賀市」は、「九谷焼」や「山中塗」という石川県を代表する伝統工芸品の発祥の地です。市内にある「石川県九谷焼美術館」や「山中塗うるし座(山中漆器伝統産業会館)」に足を運べば、美しい名品を見ることができます。
また、市内にある3つの温泉地を含む「加賀温泉郷」も有名。柴山潟湖畔の「片山津温泉」、ヤタガラスが発見したという伝説が残る「山代温泉」、渓谷の風景を楽しめる「山中温泉」と、温泉地ごとに個性があり、何度も行きたくなりますよね。
石川県にある市と町の中で、あなたが「二番目に有名なのはここ!」と思うのはどこですか?
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