「べらぼう」23話 「圧倒されてしまいました」…横浜流星“蔦重”決意の言葉に感動広がる

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2025年06月15日 23:51  cinemacafe.net

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「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」第23回(C)NHK
大河「べらぼう」23話が6月15日放送。日本橋進出を決意した蔦重、その決意の“言葉”にSNS上では「前向きに生きる姿勢に頭が下がります」「圧倒されてしまいました」など感動の声が続々と送られている。

「JIN-仁-」「大奥」などの森下佳子が脚本を担当し、江戸時代に日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き、時にお上に目を付けられても、面白さを追求し続けた“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯を描く本作。

キャストは意知から蝦夷地開発に関わらないかと誘われた蔦屋重三郎=蔦重を横浜流星が演じ、両親に捨てられた幼い蔦重を養子にした吉原の引手茶屋“駿河屋”の主・駿河屋市右衛門に高橋克実。女郎屋・大黒屋の女将で蔦重に大きな影響を与えるりつに安達祐実。初代亡きあと女郎屋を継いだ大文字屋市兵衛(二代目)に伊藤淳史。

意知に見請けしてもらうためスパイ行為に手を染める花魁・誰袖に福原遥。幼いころ蔦重に救われ絵師となった唐丸=喜多川歌麿に染谷将太。牛込の御徒組屋敷で生まれ育った幕臣で、天明狂歌のスターでもある大田南畝<四方赤良>に桐谷健太。江戸市中の“地本問屋”のリーダー的存在である鶴屋喜右衛門に風間俊介。大手本屋の商人でありながら「解体新書」などを出版もした須原屋市兵衛に里見浩太朗。かつては吉原で散財しまくった長谷川平蔵宣以に中村隼人。田沼意次の家臣で大田南畝のパトロンでもある土山宗次郎に柳俊太郎。代々番士を務めた家柄の佐野政言に矢本悠馬。松前藩の密貿易“抜け荷”の証拠を見つけるべく吉原に潜入する田沼意知に宮沢氷魚といった顔ぶれ。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
ヒット作を世に送り出すようになった蔦重は周囲から“日本橋に進出したらどうか”と言われるようになる。当初は“吉原からヒットを発信するのが粋”だとして日本橋進出に消極的だった蔦重だが、呉服屋の白木屋から“耕書堂の出版物は江戸の外では売れてない。西村屋や鶴屋の品は地方にも流通している”と指摘を受けることに。そんななか蔦重は須原屋からも日本橋進出を勧められる。須原屋は“西村屋や鶴屋の品が江戸の外に流れるのは日本橋に店があるからだ。よその商人は「日本橋に店が出せるなら一流。そこの店の品物なら間違いない」と考え買っていく”と、日本橋に店を出す意義を説く…。

このセリフに「日本橋というブランドが無いと話が進まないわけか」「吉原のよう分からん本屋よりは日本橋の本屋の方がいいという」「べらぼう、一等地展開、ブランド力、流通と広告効果と、現代にも通じる商売の話をずっとしてる」などといった反応がSNSに上がる。

ついに意を決した蔦重は親父たちを前に日本橋に進出したいと願い出るのだが、駿河屋からは激しい暴力を受け、またしても階段から落とされることに。しかし今までとは違い、蔦重は血だらけになりながら“日本橋で商売をしたら吉原者と蔑まれることもなくなる。俺が成り上がれば、産まれや育ちなんか人の値打ちとは関わりがないと証明できる。それは吉原に育ててもらった自分の一番大きい恩返しにならないか”と語り、階段を再び上がっていく。吉原のため、恩返しするために日本橋に進出するという蔦重の気迫に駿河屋も押されていく…。

このシーンには「拾い子の自分が日本橋に店を構えることは、吉原の名を上げるとつくづく蔦重は、人が欲しいときに欲しい言葉を与える天才」「生まれや育ちで卑屈になることなく前向きに生きる姿勢に頭が下がります」「この回のこの場面のために、今まで落とされていたのかと圧倒されてしまいました」などの声が送られている。

【第24話あらすじ】
蔦重が日本橋進出を決意した折、鶴屋の向かいの本屋・丸屋が売りに出されることになった。しかし丸屋のてい(橋本愛)は「蔦屋にだけは売りたくない」と鶴屋に告げるのだった…。
「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」はNHK総合で毎週日曜20時〜(再放送は翌週土曜13時5分〜)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。







(笠緒)

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