写真俳優の高橋文哉(24歳)が、6月15日に放送された情報番組「大好き東北 定禅寺しゃべり亭」(NHK仙台)に出演。俳優の仕事をする上でターニングポイントになった作品として、連続ドラマ「最愛」(2021年/TBS系)を挙げ、その理由を語った。
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高橋は今回、連続テレビ小説「あんぱん」の宣伝を兼ねて、同番組に出演。俳優としてターニングポイントになった作品として、主演・吉高由里子の弟役で、ミステリアスな情報屋を演じた「最愛」を挙げる。
高橋は「吉高さんだったりとか、(松下)洸平さんだったりとか、(井浦)新さんだったり、本当にすごい先輩方とご一緒させていただいて。同じお芝居っていうことを仕事にしてやってるけど、なんか世界が違う感じがして、入れなかったんですよ。どうやったらあの世界に行けるんだろうって、思ったのがきっかけというか」と語る。
番組MCのタレント・小田井涼平は「いわゆる役に対する向き合い方だったり、奥行きだったりとか深さの部分で、今の自分との力量だと『全然だな…』みたいなことを感じたってことですよね?」と質問。
高橋は「もうこの自分ダメだな、と。本当に心が半分折れながら、自分にできることを模索して、全力で向き合いはしたんですけれども。だからこの作品を経験させてもらって、お芝居の価値観とかはすごく変わりましたし。その必死さがすごい、この優、朝宮優という役に合ってたのかなっていうのも蓋を返してみれば言えるかな、と。いま思えば思います」と振り返った。
また、「役者の世界は結構“見て学べ”な精神が多いので、真似できるものは真似させてもらいながら。覚えたのは、やっぱりその役への理解量の違いというか、解像度の違いみたいなものがあると思っていて。だからいま、(『あんぱん』の)健太郎とかやらせてもらっていても、『この役、どういう役ですか?』とか、いろんなこと聞かれた時に、1もらった時に100返せる準備をしておこうってすると、普段そこにいる時に、何も考えることなくお芝居ができるっていうか。だから今まではこの役が、『なんでこの仕事をしたのか』っていうのを1個しか考えなかったものを、3つ考えるようにしてやっていくと、だんだんぶどうみたいにどんどん広がっていって、役の可能性を捨てずに済むというか。だから枠を決めることなく、役者っていう僕の型の中だけで、役が縦横無尽に動き回れるみたいな部分は、学ばせてもらったなと思いますね」と語った。
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