ミリタリー系コミック『小隊』、続編制作が決定!今夏以降に連載開始予定

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2025年06月16日 07:50  マイナビニュース

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文藝春秋は、Amazonの「戦略・戦術本 ランキング」で1位を獲得し、5刷20,000部突破の大ヒットを続けるミリタリー系コミック『小隊』の続編となる『小隊 2』(仮) の制作を決定した。


コミック『小隊』は、「ロシア軍による北海道侵攻」という設定が、現在のウクライナ情勢と重なり、3月の発売と同時に大きな話題になった。物語の舞台となった北海道の書店では本書が山積みで大展開され、「北海道新聞」や 防衛省・自衛隊の専門紙「朝雲」の書評でも取り上げられるなど、戦後80年を迎える今年の夏の話題と注目を集めている。



続編は、前作に続き、原作を芥川賞作家・砂川文次氏、漫画を北海道在住の柏葉比呂樹氏が担当。今回、漫画の原作を初めて手掛ける砂川氏の完全オリジナルストーリー書き下ろしで、その制作が進行中となっている。

ロシア軍と自衛隊が、北海道・釧路市郊外で激突する場面がラストシーンとなった『小隊』。続編では、主人公・安達の「その後」と、禁断の「日本国内での市街戦」が描かれる。連載開始は、2025年・夏以降に『文春オンライン』にて予定。



◎原作・砂川文次氏のコメント

「不確実性の時代」なる単語が出てきたのは、そう遠い昔のことではないはずなのに、今やその状況を殊更に強調する必要などなく、常態になってしまったな、と思っています。『小隊』は、そんなあり得たかもしれない“不確実”の断片を描いた作品です。いま、次回作という新たな機会をいただき、その不確実な世界の続きを想像していますが、すでにいまわたしたちが生きる世界とその想像上の世界があまり変わらないことに思い至り、いくらか驚いています。現実に追いつかれない、そんな次回作を作れたら、と思っています。



◎漫画・柏葉比呂樹氏のコメント

編集部から続編のお話をいただいた時、登場人物こそ違いますが舞台を引き継いでいる小説『越境』をマンガ化するか、それとも『小隊』の主人公・安達の続編を新たに砂川先生にお願いするか。2つ選択肢を提示されました。僕は迷わず安達を主人公とした物語をお願いしました。僕自身その後の北海道・釧路の状況や安達の成長に深く興味をもったからです。今年は戦後80年、しかしいつまで「戦後」でいられるか……作品に携わる事で何を伝えられるか、今一度考えていきたいと思います。



◎担当編集者のコメント

続編では、死地から脱出した安達3尉のその後と、ロシア軍による北海道侵攻作戦の帰趨が描かれる予定です。砂川先生のオリジナル原作と、柏葉先生の超絶描き込みによって、予想をはるかに越える衝撃作が誕生する予感があります。ぜひご期待ください!



■コミック『小隊』の内容

──宣戦布告のないまま新千歳空港をはじめ重要施設をミサイル攻撃した後、ロシア軍は道北と道東の二方面から北海道に上陸してきた。道内への侵攻をうかがう敵軍に対し、陸上自衛隊は釧路に展開する第27戦闘団を中心に防衛壕を整え、迎撃態勢を固めようとしていた。

1カ月後、住民の避難誘導を担当していた3尉の安達小隊長は、中隊指揮所(CP)から呼び出しを受ける。集まった小隊長らを前に、武田中隊長は「明日早朝、ロシア軍がここに到達する可能性がある」と告げる。迫り来る戦車(T-90)、歩兵戦闘車(BMP-2)、装甲車……。いよいよ”ホンモノの戦闘”が始まるのだ──。()

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