
【写真】廣年(ひょうろく)を抱きしめながら意知(宮沢氷魚)を見つめる誰袖(福原遥) 『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』第23回「我こそは江戸一利者なり」場面カット
誰袖から、抜け荷の証拠を作るために密貿易の教唆を提案された意知(宮沢氷魚)。彼は誰袖の申し出を受け入れ、成功すれば彼女を落籍することを約束。かくして誰袖は、松前家の江戸家老・廣年(ひょうろく)と接触する。
隣の部屋から意知が監視する中、大文字屋(伊藤淳史)と誰袖は、廣年にロシア産の琥珀を手配してほしいと依頼。しかし廣年は“琥珀は値が相当張る”と難色を示す。
その後、部屋で2人きりになる誰袖と廣年。誰袖がなぜ琥珀は高いのかと聞くと、廣年は「商人が利をのせるからだな」と返答。これに誰袖が商人を通さず直接ロシアから買いつけてはどうかと進言し「そうすれば安く手に入りんしょう?」と語りかけると、廣年は「それでは抜け荷となってしまう!」と声を荒げる。
それでも誰袖は、廣年が安く琥珀を手に入れて、高値で大文字屋に買い取らせれば、相当な額の金が手元に残るとささやく。すると廣年は激怒し「差し出口をきくな! 女郎ごときが!」と言い放つ。これに誰袖は、寂しげな表情で目を潤ませて「わっちは…その金があれば、主さんともっとお会いできるかと思いんして…」と一筋の涙をこぼすのだった。
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誰袖の大胆不敵な言動に、ネット上には「このなんとも言えん怖さはなんだろう」「怖!やっぱりこの子怖!!」「すんげー小悪魔花魁」「これは稀代の悪女」「男を滅ぼす魔性の女」などの声が続出した。