「お母さーん!お母さーん!」道端で鳴き叫ぶ子猫を発見 保護したら…足を骨折!「歩けず母猫とはぐれた?」

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2025年06月16日 14:30  まいどなニュース

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道端で鳴き叫んでいた子猫を保護(「ねこ友会」さん提供、Instagramよりキャプチャ撮影)

「数日前、
子猫を保護しました

元気よく鳴きながら
『お母さーん!お母さーん!』
道端で叫んでいる子を発見」

【写真】手術し、ギプス姿の子猫

道端で子猫を保護したことを、千葉県我孫子市内で猫のTNR(Trap/捕獲し、Neuter/不妊去勢手術を行い、Return/元の場所に戻す)や保護・譲渡活動を「ねこ友会」さん(@nekotomokai_abk)がInstagramで報告。同会によると、メンバーが車を運転中、道端に猫らしき姿を一瞬見かけ、引き返したところ、子猫が背中を丸めて小さく座っていたとのこと。まるで母猫を呼んでいるかのように鳴き叫んでいたといいます。

「近づくと、『カッ!シャー!』と威嚇されましたが、手を伸ばすとあっさりおとなしくなり、すぐに車に常備してあるキャリーケースに入れました。周囲に親や兄弟猫がいないか確認した後、初期医療のため病院に向かいました。体の栄養状態は悪くなさそうでしたが、やや風邪気味の様子。さらに後ろの片足をつこうとせず、浮かせている様子が見られたため、獣医師の判断でレントゲン検査を実施したところ、完全な骨折と骨に縦にヒビが確認されたんです」

骨折した片足を手術、皮膚も剥離 もう少し発見が遅れていたら…

実は、片足を骨折していたという子猫。何かに挟まれた可能性が高く、手術をすることに。手術時、複雑骨折であった箇所の皮膚が直径2センチほど剥離していたことが分かり、縫合処置などを行いました。

「手術は無事に成功し、元気を取り戻しています。現在は、骨を固定しているピンがまだ外れておらず、激しい運動は控えるよう指導。ご飯のときのみエリザベスカラーをは外し、食後はクッションの上で安静にして仰向けで遊ばせています。それ以外の時間は走らないようふかふかの敷物を淹れたキャリーケースの中で過ごしている状況です」

無事に手術を終え、骨折した足も少しずつ回復している子猫ですが、なぜ道端でひとりぽつんと鳴いていたのでしょうか?

「ねこ友会」さんいわく、「母猫も兄弟猫も近くに居なかったので、足を折ってしまい歩けなくて、母猫とはぐれてしまったのではないかと思います」。

とはいえ、最近まで母猫と一緒だったのか栄養状態も悪くなく、食欲もあり、体調は良好。体重も順調に増加中。足の骨折以外は問題なく、遊びたくて仕方ないやんちゃな子猫だそうです。

ハワイ語「奇跡的な力」→名前を「マナ」に

そして、子猫に「マナ」と名前を付けました。ハワイ語で「奇跡的な力」と意味が込められているといいます。

「保護したのは5月24日、保護時推定1カ月半です。その日から大雨になり、こんな大けがをしていて、もし少しでも発見が遅れていたら…と思うと本当に奇跡のようなめぐり合わせだったと感じ、マナと名付けました。またマナちゃんは見た目も性格も抜群にかわいい子。現在は預かりボランティア宅で過ごしており、人懐っこくて甘えん坊のよう。先住猫たちにも自分から『遊んで、遊んで』と手を出したり、先輩猫たちは、警戒せず優しく見守ってくれたりしています」

マナちゃんの骨折がほぼ完治した後、里親募集を開始する予定です。

    ◇  ◇

今回マナちゃんを保護した「ねこ友会」さんの投稿には、保護への感謝やマナちゃんへの応援コメントが寄せられいます。

「大きな声で助けを求めて鳴いていたと思うと胸が熱くなります 助けて頂いて本当に良かったです」
「生きる力があったんですね。よく頑張った。お母さんはおいて行ったけど、お母さんの気持ちを考えると辛かったな!涙が出ます」
「マナちゃん、ちっちゃいのに痛かったろうに 手術も頑張ったね 回復していっぱい遊ぼうね」
「我が家はハワイ語で幸運とゆう意味のラキ君がいます マナちゃんにもハワイの神様がついています!これから沢山幸せになるはず!」
「奇跡の子マナちゃん、脚を心配して医療にもかけていただけたヒトに出会えて良かったね!!」

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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  • お母さーん、お母さーん…。何だこれ? 何でお母さんなのだ? しかも猫の鳴き声で?!
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