
【写真】イベントでそろって笑顔を見せる綾野剛&亀梨和也
本作は、第6回新潮ドキュメント賞を受賞した福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫)を、三池監督のメガホンで映画化。児童への体罰で保護者から告発された小学校教師がマスコミの標的となる中、体罰事件が事実無根であることを法廷で証言する。
主人公の小学校教師・薮下誠一を演じた綾野は「渾身の作品が誕生しました」とコメント。続けて「各俳優部、各部署の皆さんの、繊細さ、濃密さをギュッと圧縮して1本の作品にまとめましたので、129分、感じたことのない、体験したことのないような時間を皆さんに提供できると思います」と胸を張った。
週刊春報の記者・鳴海三千彦役の亀梨は、本作を通して「人間って誰しも一つの側面じゃないな」と感じたことを吐露。さらに「『薮下先生頑張って』『可哀想』っていうだけの感想を持てるほど、自分は果たしてきれいなのかな、と思ったりはすごく感じました」と自分を見つめ直した。
劇中の大雨のシーンに関しては、綾野が「14年ぶりに亀ちゃん(亀梨)と対峙した」と振り返り、「お互いの成長を確かめ合いながら、この作品のためにできることをお互いが考えていた」としみじみ。「長く続けているとこういったご褒美みたいなことが起こるんだな」と共演の喜びを噛み締めた。
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映画『でっちあげ 〜殺人教師と呼ばれた男』は、6月27日より全国公開。