
来年開催されるW杯に向けたアジア最終予選を10日に終えたばかりのサッカー日本代表キャプテン、遠藤航(32、リバプール)が、13日に地元・神奈川県内の映画館で「月刊・遠藤航」の会員限定イベントを行った。
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代表戦でキャプテンマークを鎌田大地(28、クリスタルパレス)や久保建英(24、ソシエダ/ スペイン)が巻いたことについて聞かれると「色々な選手がキャプテンをやって責任感を感じてもらえれば良いなと思っていましたし、キャプテンをやった選手がチームを引っ張る姿勢を見せてくれた」とコメント。自身のキャプテンシーについては「キャプテンマークを付けて入場するのがカッコ良いと思ってるくらいですね」と話し、会場の笑いを誘った。
イベントは、映画館のスクリーンを使って今季優勝を果たしたプレミアリーグ、リバプールの試合を「The REAL PICK UP MATCH」と称して遠藤自身が振り返る形で進行。移籍が取り沙汰されていることについて、来季の進退のことを聞かれると「残るって言ってるじゃないですか」と残留を明言。
ゲストには現在、長期離脱が報じられている冨安健洋(26、アーセナル)が登場。奇しくもイングランド・プレミアリーグの優勝チームと2位チームの日本代表選手2人が壇上に揃う形となった。
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冨安は厳しかった今季を振り返り「1年間プレーしていないので、早くピッチに戻ってやれるようになりたい」と話した。
遠藤が「冨安はシント=トロイデン/ベルギーの頃から鎌田と一緒にいじってきたので、もうポジティブな冗談も言えるようになってますよ」と後輩をいじると、冨安は先輩に対して「試合で最後しっかり締めたい時に出てくる印象で、安定したパフォーマンスを出し続ける部分も含めリスペクトしかない」と応戦し、会場を沸かせた。
様々なシーンを2人で解説しながら進んだイベントの締めくくりに、冨安は「プレー全体を見て、2つ、3つ、4つ前のプレーから始まっているのが分かると、サッカーの見方としてさらに面白い」と話し、遠藤は「こういった場でセンターバック、サイドバック、そしてボランチとしての考え方を話せたのは良かった」と語った。ファンは普段聞くことができない代表選手の本音解説に耳を傾け、来年のW杯イヤーも同じイベントが開催されることを願い、大きな拍手を送った。