SixTONES京本大我(30)が17日、東京・Zeep Hanedaで自身初のライブツアー「TAIGA KYOMOTO LIVE TOUR 2025 BLUE OF LIBERTY」東京公演初日を迎えた。
自身が全曲の作詞作曲を手がけた初のアルバム「PROT.30」から、リード曲の「滑稽なFight」や「Prelude」などアンコール含め全16曲を披露。ツアーは全国3都市8公演で計3万2100人を動員予定。
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暗闇の中、ギターを手にしたシルエットが揺れると大歓声に包まれた。一身にスポットライトを浴びた京本が「いけるか、羽田?」とあおると、さらに会場のボルテージが上昇。外は気温30度超え。早くも到来した真夏の暑さを超えるような熱気が会場を包んだ。
自身の音楽の「ルーツ」というロックの世界観の元、普段とは毛色を変えて、会場はライブハウスを選択。「ロックとアイドルのハイブリッド的な演出が良いバランスで融合できているなと思う」と、公演ではギターをかき鳴らしただけでなく、初のドラムパフォーマンスも披露した。
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音楽への造詣が深く、19歳から作詞や作曲を開始。歌唱した楽曲たちは、昨年9月に始動したクリエーティブ・プロジェクト「ART−PUT」の一環でリリースしたアルバムに詰め込んだ音楽群。経験した葛藤や自身への叱咤(しった)を書き込み、30歳の今を詰めこんだという「滑稽なFight」では、最後のフレーズを地声でさけんだ。ステージの最前へ立ち、楽曲メッセージを投げかけるように歌声を飛ばした。
アーティスティックな一面を見せたと同時に、普段の京本らしい“ゆるさ”も同居。ファンの声援に「大好き」と笑みを浮かべて応える一幕も。「そういうのを言いたくなくてライブハウスにしてるのに」と苦笑しつつ、「まあ楽しくなっちゃったということで(笑い)」と会場を和ませた。
客席にぎっしりと詰まった2900人と音楽でつながり「すてきな光景です。最後に1つになれました」と感謝。「またこうやって皆さんと熱いロックで交われるように精進しますので、これからもよろしくお願いします!」と幸せそうに客席を見渡していた。【望月千草】
◆京本大我(きょうもと・たいが)1994年(平6)12月3日、東京生まれ。06年に入所し、12年に日本テレビ系「私立バカレア高校」でドラマ初出演。同作に出演した6人で15年5月1日にSixTONESを結成し、20年1月22日にCDデビュー。24年9月にクリエーティブ・プロジェクト「ART−PUT」を始動し、今年3月には写真展「視点と始点」を開催。父は俳優の京本政樹。
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