
他人の生き方を全否定するような人は、いつか報いを受けるものだろうか。大阪府の40代男性は、約15年前に体験した衝撃の面接エピソードを明かしてくれた。調理師である男性は、子育てのため仕事を辞め1年間育児に専念していた。その経歴を知った面接官は、
「男が育児?笑えるんだけど」
「育児は女の仕事」
「子どもの運動会に行くのは成功してないやつ」
などと初対面にもかかわらず、煽ってきたという。男性は我慢できず、「学校行事に参加してもらえない子どもたちの方がかわいそうではないでしょうか?」などと言い返した。
しかし、これに対して面接官は、延々と「男とは」といったテーマで10分も話し続けたのだ。(文:長田コウ)
「当時の考えがそのまま色濃く残っているようでした」
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もちろん、この演説を聞いて入社意思が高まるはずもない。その後、再度「厨房の責任者の方と3人でも面談」をしたが、まず初めに「今回は辞退させていただきます」と伝えた。厨房の責任者からは、「なぜですか?」と聞かれ、正直に答えたという。
「人事部長の方とのお話内容を簡単にお伝えしてそのまま退席しました。後日何度かお電話いただき謝罪をしていただき、再面接をとお誘いを受けましたがお断りさせていただきました」
当然の決断だろう。幸い翌日は、別のホテルの面接で好感触を得た。
「既存の働き方を変えていこうという考えが強く(中略)とても好印象で入社させていただきました」
入社先が決まってホッとしたことだろう。
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料理長となった数年後「人事部長の方が面接に」まさかの再会
ところがその後、思いがけない出来事が起きた。
「この業界とても狭いもので約10年後、いろんな方との繋がりで料理長やらせていただいたレストランに、当時面接をしていただいた人事部長の方が面接に来られ再会」
狭い業界とはいえ縁があったのか、意外な形で立場が逆転していた。
「当然のように相手方は覚えてはいませんでしたが、お話させていただいた感じで当時の考えがそのまま色濃く残っているようでしたので丁重にお断りさせていただきました」
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