事業再建中のマックハウス、ウェルネスウェア市場に参入へ

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2025年06月18日 16:01  Fashionsnap.com

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 マックハウスが、機能性繊維を研究開発するアドエルム テクノロジー(AddElm TECHNOLOGY)と包括的業務提携契約を締結した。これにより同社は、ウェルネスウェア市場に参入する。

 アドエルム テクノロジーは、従来の吸水速乾・抗菌防臭を超えた「着用者の生理機能そのものに働きかける」次世代機能素材として、生体鉱石パウダーを練り込んだ「2G FABRIC TECH」を開発。同素材は、世界最大級のスポーツ展示会ISPOにおいて2021年から3年連続で表彰されるなど、国際的に高く評価されている。
 マックハウスは、アドエルム テクノロジーが開発した機能素材を用いた共同ブランド商品の開発や、技術活用に向けた協業を推進。今回の契約を通じて開発する機能性ウェアを単なるスポーツアイテムでなく、日常生活を支えるウェルネスウェアとして位置づけ、老若男女を問わず幅広い顧客層に支持される商品群への育成を目指す。
 マックハウスは近年赤字経営が続いており、2024年にはアパレル商品の企画や生産を行うジーエフホールディングスなどが出資する再生ファンドによって取得された。今年5月には経営体制を刷新し、新たに会長職を設置したほか、ジーエフホールディングス代表取締役会長の児玉和宏氏を代表取締役会長に選任。石野孝司代表取締役社長とツートップ体制をとるなど、事業の立て直しを図っている。

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