東北・山形新幹線、一部運休続く＝「Ｅ８系」不具合、４編成で―ＪＲ東

　東北新幹線の下り回送列車（Ｅ８系）が１７日、車両故障で走行不能となったトラブルについて、ＪＲ東日本は１８日、別のＥ８系３編成でも同様の不具合が起きたと明らかにした。原因が判明するまでＥ８系の単独運転を取りやめ、東北・山形新幹線を一部運休する。

　１７日のトラブルは宇都宮―那須塩原間で発生。営業列車として投入される前に行う確認走行中だった回送列車が加速できなくなり、東北新幹線は東京―仙台間の上下線で約５時間半にわたり運転を見合わせた。

　ＪＲ東によると、車両の各機器に必要な電力を供給する装置に不具合が起き、モーターが動かなくなったという。運転見合わせの間、駅に停車するなどしていた別の回送列車１編成と営業列車２編成でも同じ不具合が発生した。