汗をかきすぎていたことを明かした田中圭(C)ORICON NewS inc. 俳優の田中圭、小池栄子、宮澤エマが18日、都内で行われたWOWOWの新作『ドラマW 三谷幸喜「おい、太宰」』の完成報告会に監督・脚本を務める三谷幸喜と出席した。
【写真】深々と…誰よりも深くお辞儀をした田中圭 昨年秋に撮影された本作は、海辺を舞台に、太宰治を敬愛する男が時代を超えて奮闘するタイムスリップコメディー。田中が演じるのは、主人公・小室健作。太宰に惚れ込んでいる恋人・矢部トミ子役で小池、健作の妻・小室美代子役で宮澤が出演している。
出ずっぱりだった田中は自身の動きだけでなく、ワンカットドラマでカメラマンの動きなどにも配慮していたことが苦労した点だったそう。さらに苦労した点は「僕の汗ですね。汗が出すぎて。お芝居で助けていただいた」と感謝する。少しずつ汗が増え、三谷は「最後は悲壮感が漂っていた。見たことない顔だった」と回想。小池も「笑っているんだか、悲しんでいるんだか」と苦笑いで語り、宮澤も「唯一、海に入っているのに1番濡れている状況だった」と笑っていた。お茶を飲むシーンが1ヶ所だけあり、三谷は「見どころ。本当に幸せそうに飲んでいた」と呼びかけいた。
本作は、三谷幸喜が脚本と監督を務める“完全ワンシーンワンカットドラマ”シリーズの新作。2011年、初のテレビドラマ監督作でもある『short cut』、13年放送の第2弾『大空港2013』以来、12年ぶりの第3弾。主演は、19年公開の映画『記憶にございません!』以来6年ぶりの出演で、三谷作品初主演となる田中が務める。田中演じる健作は太宰治を敬愛する平凡な会社員。妻の美代子と一緒に出席した披露宴の帰り道、偶然、太宰が心中未遂を起こした海辺に迷い込む。太宰ゆかりの地に興奮した健作は、止められたにも関わらず暗い洞窟を進んでいく。その先にいたのは、なんとあの太宰治に瓜二つの男!健作は太宰の生きた時代にタイムスリップしてしまったのか。6月29日午後10時からWOWOWで放送・配信となる。