社員の“本音”が言える会社はどこ? 「提言が集まる企業」ランキング

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2025年06月20日 07:40  ITmedia ビジネスオンライン

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社員はどんな「提言」をしているの?

 オープンワーク(東京都渋谷区)は「経営に対し建設的な提言がある企業ランキング」を発表した。1位は総合商社の「三井物産」だった。


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 ランキングは、同社が運営する転職・就職支援プラットフォーム「OpenWork」に投稿された「経営者への提言」欄のクチコミを分析したもの。


 2位以下には、SIer・ソフト開発・システム運用の「フリー」、エネルギーの「出光興産」、人材サービスの「クイック」、医薬品の「中外製薬」が続いた。


 提言内容を見ると「人材が非常に重要な会社であるため、評価制度や優秀な人間を早く権限のあるポジションに置くことは重要だと考える。現在変革中の人事制度の中でそういった改革が今後施されることを希望する」(営業、三井物産)、「目標達成した社員への還元や、今後組織はどのように変わるかに関しても、ちゃんと従業員とコミュニケーションをとっていければ、よりモチベーションが上がる」(ビジネス職、フリー)といった声があった。


 東証プライム企業を対象に、OpenWorkに投稿された「経営者への提言」に関するクチコミをもとに、頻出した単語を可視化した。


 上位企業では「改革」「現場」「成長」「社内」といったキーワードが頻出し、オープンワークは「これらの単語は、経営や組織のあり方に対し、社員が自社の今後の発展を意識している表れと言える」とコメントした。


 一方、下位企業では「待遇」「給与」「給料」「意見」「離職」といった個人の処遇や職場環境に関する直接的な訴えが多く、同社は「社員が経営に対して建設的に意見するというよりも、目の前の不満を訴えざるを得ないという状態が読み取れる」と指摘している。



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