チェルシーで活躍中のマドゥエケ [写真]=Getty Images チェルシーに所属するイングランド代表FWノニ・マドゥエケに移籍の可能性が浮上しているようだ。19日、イギリス紙『テレグラフ』が伝えている。
現在23歳のマドゥエケは2018年夏にPSVの下部組織へ加入し、2019−20シーズンにトップチームデビューを飾った。2023年1月に3500万ユーロ(約59億円)の移籍金でチェルシーへのステップアップを果たすと、ここまで公式戦通算88試合に出場し20ゴール9アシストをマーク。右ウイング(WG)を主戦場に活躍し、昨年9月にはイングランド代表デビューも飾った。
現行契約を2030年6月末まで残すマドゥエケは、今シーズンも公式戦42試合で11ゴール5アシストを記録するなど主力としてプレー。しかしながら、チェルシーは同選手を“非売品”とは見なしておらず、今夏の売却には積極的でないものの、提示された条件次第では他クラブからのオファーに耳を傾ける可能性もあるという。
報道によると、アーセナルがマドゥエケの獲得に興味を示しているとのこと。同クラブは今夏の移籍市場でWGの獲得を目論んでいるが、以前から動向を注視していたアスレティック・ビルバオ所属のスペイン代表FWニコ・ウィリアムズはバルセロナ移籍が濃厚に。ターゲットの変更を余儀なくされる中、プレミアリーグで一定の成績を残し、両サイドでプレー可能なマドゥエケに関心を寄せているようだ。
『テレグラフ』はアーセナルからの関心が明らかになったマドゥエケについて「両サイドでプレーできるため、ミケル・アルテタ監督に選手層の厚さをもたらし、エースである(イングランド代表FW)ブカヨ・サカのより良い代役になるだろう」と指摘。現時点では交渉も行われていない模様だが、今後アーセナルが具体的な動きを見せる可能性もありそうだ。