松井裕樹、緊急登板でMLB初セーブ 死球退場の守護神に代わって試合を締める パドレスは4連戦スイープを阻止
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2025年06月20日 15:12 ベースボールキング

MLB初セーブを挙げたパドレス・松井裕樹(写真=GettyImages)● ドジャース 3−5 パドレス ○
<現地時間6月19日 ドジャー・スタジアム>
サンディエゴ・パドレスが同地区首位ドジャースとのカード4戦目に勝利。7番手として登板した松井裕樹投手(29)がMLB初セーブを挙げた。
今カード3連敗中のパドレスは2回表、5番ザンダー・ボガーツがドジャース先発の山本由伸から4号ソロを放って先制に成功。中盤、終盤にも追加点を挙げて試合を優位に進め、スコア5対0で最終回を迎えた。
試合は9回表、フェルナンド・タティスJr.が今カード2度目の死球を受けると、マイク・シルト監督が激昂。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も応戦して両軍入り乱れる事態となり、両者に退場処分が下された。警告試合として迎えた9回裏には守護神ロベルト・スアレスが大谷翔平に死球を与え、ベンチコーチと共に退場となった。
そしてスコア5対2、二死一、三塁という状況で松井が緊急登板。先頭の2番ロハスに四球を与えて満塁とすると、3番ラッシングへのワンバウンド投球が捕手マルドナードの防具に入り、暴投で1点を失った。なおも二死二、三塁、一打出れば逆転というピンチを迎えたが、3番ラッシングを空振り三振に仕留めて逃げ切り。大荒れの試合を締め、同地区4連戦のスイープ負けを回避した。
松井は11球を投げて試合最後のアウトを挙げ、MLB2年目、96試合目での初セーブを記録。今季ここまで32試合に登板して成績は2勝1敗、2ホールド1セーブ、防御率3.00としている。
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