東京国税局=東京都中央区 部下に暴言を吐き、椅子を蹴るなどのパワハラを繰り返したとして、東京国税局は20日、同局の40代男性主査を減給10分の2(3カ月)の懲戒処分とした。
男性主査は「部下に成長してほしいという気持ちからプレッシャーを与えるような言動をした。反省している」と話しているという。
同局によると、男性主査は2023年4月〜24年11月、部下がミスをした際に「辞めちまえ」「責任取れるのか」と暴言を吐き、強く机をたたいたり、椅子を蹴ったりするパワハラを十数回繰り返していた。
部下6人がパワハラ被害を申告。このうち1人は体調を崩し、病気休暇を取得したという。
東京国税局の北野彰三・国税広報広聴室長の話 本件を厳粛に受け止め、各種ハラスメントの防止の徹底を図る。