群馬県桐生市役所の建て替え工事を巡り、特定の業者が有利になるよう入札公告案を修正させたとして、県議の相沢崇文容疑者(49)ら4人が逮捕された事件で、相沢容疑者が代表を務める政党支部「自由民主党群馬県桐生市第五支部」が2021〜23年の3年間にわたり、業者側から計1210万円の寄付を受けていたことが判明した。4人は20日、さいたま地検に送検され、埼玉・群馬県警合同捜査本部は詳しい関係性や役割を調べている。
毎日新聞は24年までに公開された同支部の政治資金収支報告書を分析。21〜23年の3年間に、同工事を落札した企業体の代表者「関東建設工業」(太田市)からは23年2月26日の100万円など計740万円、同社の下請けに入った「グンエイ」(同)からは23年11月30日に20万円など計470万円の寄付があった。2社からの寄付は計1210万円に上り、支部への寄付計3176万円のうち約4割を占めた。
収支報告書の法人・その他の団体からの寄付のうち、関東建設工業はいずれの年でも最高額を寄付。また、グンエイは22〜23年で2番目、21年で4番目の多さだった。【加藤栄】
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