兄と同じ道を歩むジョーブ・ベリンガム「ドルトムントには長い間抵抗があった」

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2025年06月21日 15:49  サッカーキング

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今夏ドルトムントに加入したジョーブ・ベリンガム [写真]=FIFA via Getty Images
 ドルトムントに所属するU−21イングランド代表MFジョーブ・ベリンガムが、兄ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)と似たキャリアを歩んでいることに言及した。20日にドイツ誌『kicker』が伝えた。

 ベリンガム兄弟はともにバーミンガムの下部組織出身。2歳年上のジュードは2019年に16歳でデビューを飾り、1年後にドルトムントへ移籍。瞬く間にスターダムにのし上がり、2023年夏に加入したレアル・マドリードで大黒柱として活躍している。

 一方、現在19歳のジョーブも2022年1月に16歳でバーミンガムのトップチームデビューを飾った。2023年夏にサンダーランドへ移籍し、今季は同クラブの9シーズンぶりとなるプレミアリーグ復帰に貢献。そして今夏、満を持してドルトムントに加入した。

 しかし、『DAZN』のインタビューに応じたジョーブ・ベリンガムは「ドルトムント(への移籍)には長い間抵抗があった。自分で好きなようにできなくなることへの恐れや不安があったからだ」と語り、どうしても“比較対象”となってしまう兄とは異なる道を歩むことも考えていたと明かした。

 そんな同選手の心を動かしたのは、ドルトムントの重役ハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏の「人と違うことではなく、正しいことをしなさい」という言葉だったという。

「それこそが僕を納得させたんだ。僕は正しい道を進みたかったのであって、無理に(兄と)違う道を歩む必要はなかった。多くの若い選手にとってそうであるように、正しい道がドルトムントだとしたら、なぜそれを選ばないのか? ジュードがここにいたからという理由で、他のクラブに行くのは間違っている」

 FIFAクラブワールドカップ2025で新天地でのデビューを飾り、まずまずのパフォーマンスで今後への期待をうかがわせたジョーブ・ベリンガム。「ドルトムントは長い間尽力して僕を獲得してくれた。家族がいつも言っているように、自分の心に従うべきなんだ」と語り、決意を胸にドルトムントでの新シーズンを見据えている。

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