2025 スーパーフォーミュラ・ライツ第3大会岡山 野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3大会は6月21日(土)、岡山県の岡山国際サーキットで第7戦の決勝レースが行われ、野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)がポール・トゥ・ウインでスーパーフォーミュラ・ライツでの初優勝を飾った。
9時から行われた第7戦/第8戦の4時間後となる13時30分から行われた第7戦の決勝レースは、曇天ながら蒸し暑さが残るなかで迎えた。スタートでは、第2大会のオートポリスまでややスタートに苦戦していた野村がしっかりとスタートを決め、2番手スタートのザック・デビッド(B-MAX RACING 324)が続くが、3番手から好発進をみせた三井優介(DELiGHTWORKS)がデビッドに並びかけていった。
デビッドは三井との攻防を制することになるが、この攻防の背後から近づいてきたのは4番手スタートの小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)。1周目に三井をかわすと3番手に浮上し、さらに3周目以降2番手のデビッドと接戦を展開することになった。
そんな戦いを後目に、トップの野村は少しずつリードを広げていくことに。25周のレースのうち10周目には2.452秒のマージンを築く。その後方ではデビッドと小林のバトルが展開され、やや離れてフレデリック、三井、エステバン・マッソン(PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL)、佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)という顔ぶれによる4番手争いとなった。
野村の後方では、再三に渡ってデビッドと小林のバトルが展開されたが、これを制したのは小林。一方3番手となったデビッドの後方からはフレデリック、さらにマッソンと三井をかわしてきた佐野が迫ることになるが、最終周まで順位の変動はなし。優勝は野村で、スーパーフォーミュラ・ライツ初優勝。2位は小林、3位はデビッドが死守し、こちらはスーパーフォーミュラ・ライツでの初表彰台となった。
4位はフレデリック、5位は佐野でランキング首位をキープ。6位は三井となった。マスタークラスはスタートでDRAGON(TEAM DRAGON 324)が首位に立ったものの、ストールからの再始動後追い上げた清水康弘(GNSY 324)が13周目に逆転。今季5勝目を飾っている。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3大会岡山国際サーキット 第7戦決勝結果
Pos./No./Class/Driver/Car/Laps/Grid/Qualify
1/50//野村勇斗/HFDP WITH B-MAX RACING/25/1/1'22.154
2/38//小林利徠斗/モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL/25/4/1'22.552
3/51//Z.デビッド/B-MAX RACING 324/25/2/1'22.462
4/58//K.フレデリック/Pilot ONE Racing with B-MAX/25/6/1'22.648
5/35//佐野雄城/モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL/25/7/1'22.784
6/3//三井優介/DELiGHTWORKS/25/3/1'22.520
7/36//E.マッソン/PONOS Racing TOM'S TGR-DC SFL /25/5/1'22.567
8/37//古谷悠河/Deloitte. HTP TOM'S SFL/25/9/1'22.868
9/60//伊東黎明/LMcorsa OTG 320/25/8/1'22.806
10/2//岩澤優吾/DELiGHTWORKS/25/11/1'24.315
11/1//卜部和久/B-MAX RACING 324/25/10/1'22.934
12/8/M/清水康弘/GNSY RACING 324/25/12/1'24.617
13/30/M/DRAGON/TEAM DRAGON 324/25/13/1'24.777
ファステストラップ:野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'24.159 3/25
[オートスポーツweb 2025年06月21日]