2日目は午前中に30分間で行われるフリー走行2回目からスタート。気温27度、路面温度39度のドライコンディションのなか、多くのライダーはフロントにミディアム、リヤにソフトを選択している。一方、KTM勢はマーベリック・ビニャーレス（レッドブルKTMテック3）とブラッド・ビンダー（レッドブルKTMファクトリー・レーシング）が前後ともにミディアム、ペドロ・アコスタ（レッドブルKTMファクトリー・レーシング）に至ってはフロントにハード、リヤにミディアムを選択している。
セッション前半ではマルク・マルケスが1分45秒782でトップに立っていたが、セッション終了まで残り2分となったところでビニャーレスが1分45秒742でトップに躍り出た。初日に続きビニャーレスが1分45秒742でトップに浮上しセッションは終了。2番手には1分45秒782のマルク・マルケス、3番手には1分45秒846でファビオ・クアルタラロ（モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム）がつけている。
続けて行われた予選Q1のコンディションは気温30度、路面温度40度。予選Q2進出をかけた15分のタイムアタックは、ラウル・フェルナンデス（トラックハウスMotoGPチーム）が1分45秒158でトップで前半を終了。予選Q2進出圏内となる2番手にはフェルミン・アルデグエル（BK8グレシーニ・レーシングMotoGP）が1分45秒414で続く。小椋はトラックリミットにより前半にタイムを残すことができない一方、中上は1分45秒982で7番手につけセッション後半に向かった。
セッション後半になるとアルデグエルが1分44秒894でトップに浮上。ジャック・ミラー（プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP）が1分45秒151で続き2番手につけるも、好調のラウル・フェルナンデスが1分45秒137までタイムを更新し予選Q2進出を決めた。中上は1分45秒664でQ1を9番手、小椋は1分45秒802で11番手に終わっている。
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そんなマルク・マルケスに迫ったのがチームメイトのフランセスコ・バニャイア（ドゥカティ・レノボ・チーム）。1分44秒548の僅差で2番手につけ、地元でのポールポジション獲得に意欲を燃やす。
やはりコース適性上、ドゥカティ勢によりポールポジション争いとなるかと思われたが、そこに割って入ったのがヤマハのクアルタラロ。単独ながら1分44秒411とレコードを更新する走りを見せトップに躍り出たのだ。
しかしドゥカティワークスの2台がさらにタイムを更新。バニャイアが1分44秒228でトップに立つと、マルク・マルケスが1分44秒169までタイムを詰めたのだった。さらに、アレックス・マルケスが1分44秒252をマークして3番手に食い込んだ。
この結果、マルク・マルケスがポールポジションを獲得。2番手にバニャイア、3番手にはアレックス・マルケスが入った。クアルタラロは、4番手と2列目を獲得した。
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[オートスポーツweb 2025年06月21日]
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