
「過酷な労働環境」と一言で言っても、その実態はさまざまだ。特に夏場は、配達員や建設作業員といった、外で体力を要する仕事の過酷さが一層際立つ。
大阪府の40代女性(イベントスタッフ)は、まさにその過酷な現場を目撃し、こんな投稿を寄せた。
「駐車場で警備に当たる人が倒れるのです」
あるスーパーの駐車場で警備員が置かれている劣悪な状況に、心配の声をあげている。(文:境井佑茉)
「見るからに酷い場所で過ごされています」
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女性は警備員が猛暑の中で苦しむ様子をこう明かす。
「正確には、暑さで朦朧としている、フラフラしながら炎天下で働いてる、という感じです。途中で水を飲んだり、日陰で呼吸を整えたりすることを禁止されているのか、見るからに酷い場所で過ごされています」
勤務中、水分補給や日陰で涼む様子が見られなかったのだろう。いくら仕事といえども、水分を取る・日陰で休むことは何も悪いことはなく、むしろ熱中症対策としてやるべきことだ。
女性は「動けなくなり、うずくまっていた」警備員を見かね、水と塩を渡そうとした。しかし、それは断られたという。「よほどきつく禁止されているのでしょう」と心配が募る様子で続けた。
「夏になると、見ていて辛くなります。 警官でも配達員でも、命を守る対策は必要です。最悪の事態になったら、どうする気なのでしょうね?」
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6月1日から企業には従業員の熱中症対策が義務付けられ、違反した場合には罰則を科される可能性もある。スーパーの利用客から心配されるほどの状況は、いますぐ改善するべきだろう。
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