北海道付近に北上した前線の影響で昨日(21日)から今日(22日)にかけて広く雨の降った道内。局地的に100mm前後の記録的な大雨となった所もありました。今後も今日夕方にかけて土砂災害や河川の増水に注意が必要です。また、向こう一週間は上空の暖気の影響で気温が上がり、内陸を中心に厳しい暑さとなりそうです。熱中症や食品の管理に注意して下さい。
日本海側や太平洋側西部で50mm以上の雨 後志地方では記録的な大雨となった所も
北上する前線と、前線に向かって流れ込む暖かく湿った空気の影響で道内は昨日(21日)から今日(22日)にかけて大気の状態が不安定となり、日本海側や太平洋側西部を中心に広く雨となりました。昨日から今日正午までの降水量は、後志地方の積丹町美国で108.0mm、神恵内で100.0mm、渡島地方の八雲で75.5mmなど、道央や道南方面を中心に広く50mm以上の降水を観測しています。特に、積丹町美国と神恵内ではともに統計開始以来、6月としては最も多い24時間降水量の記録を更新しました。
今日これからは、前線に伴う雲は規模を縮小しながら東へ移動し、今後はオホーツク海側や太平洋側東部、日高地方など雨が降りますが、雨の降り方はしだいに弱まり、今夜には雨はやむ見込みです。なお、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所や増水している河川があると考えられます。今日夕方までは土砂災害や河川の増水に注意して下さい。
向こう一週間は晴れる日が多く 厳しい暑さに 万全の暑さ対策を
明日23日の月曜日には前線は南海上まで南下し、北海道付近から離れるでしょう。道内は天気が回復し、広く晴れる見込みです。その後も25日(水)にかけて高気圧に覆われるため広く晴れて、天気の崩れはない見込みです。なお、上空には今後一週間程度は真夏の時季を上回るような暖かい空気が入ると予想されます。このため道内は全般に気温が高めとなり、札幌や旭川、帯広など内陸を中心に連日30度前後と厳しい暑さが続くでしょう。適切に冷房を使用する、こまめに水分補給や休息をとる、しっかりとした睡眠を取るなどし、熱中症にかからないような行動をとりましょう。
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