“辛ラーメン”が劇中に登場!? 朴性厚監督「コラボできるとは思わず嬉しい」 「BULLET/BULLET」トークイベント実施

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2025年06月23日 19:21  アニメ!アニメ!

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『BULLET/BULLET バレット/バレット』辛ラーメンとのコラボ
『呪術廻戦』や『NINJA KAMUI』の鬼才・朴性厚監督によるオリジナルアニメ『BULLET/BULLET』のスペシャルトークイベントが、2025年6月22日にベルサール秋葉原での大型イベント「GiGO EXPO ZERO」内で実施された。

会場には本作にDJTJ役で出演し、コンセプト・メカニックデザインも手掛ける天神英貴のMCのもと、ギア役の井上麻里奈、ノア役の瀬戸麻沙美、原案・監督を務める朴性厚が登壇。第2弾キービジュアルと第2弾殺し屋キャストが公開され、「辛ラーメン」とのコラボレーションも伝えられた。

『BULLET/BULLET』は、『呪術廻戦』(TVアニメ第1期・劇場版)や「クランチロール・アニメアワード」で最優秀オリジナルアニメーション賞を受賞した『NINJA KAMUI』などで知られる朴性厚監督が、約10年の構想を経て制作した完全オリジナルアニメだ。“盗み屋”がうっかり「世界の秘密」を盗んでしまったことから始まる、超ゴキゲンなノンストップアクションを描く。

朴監督は本作の着想について、「声を上げる事の大切さをテーマにしたアニメを作りたかった。難しいテーマではあって暗くなりがちだけれど、よりわかりやすい言葉で作品の中に落とし込んで、ポップにみんながわかりやすく楽しめる作品を目指しました」と語る。

主人公・ギアを演じた井上は「アクション、カーアクション、家族ドラマ、世界に突き刺すメッセージなど要素が多い作品です。個人的に好きな点は、ギアを取り巻く家族の愛。それがギアを演じる上で大きなテーマになっています」と作品の魅力を話す。一方、殺し屋に追われる謎のヒロイン・ノアを演じた瀬戸は「沢山の要素が詰まっている作品ですが、メッセージ性のあるストーリーの中に散りばめられたギャグシーンやツッコミどころある笑える場面が大好きです」とコメントした。

また、朴監督は自身にとって初挑戦となるカーアクションの演出について、「子供の頃に観たハリウッド映画の中にあったカーアクションに憧れがあって、これまでやってこなかったカーアクションを演出するのが課題でした。色々なアングルを演出するなかで発見もありました」と見どころを語る。

天神はメカニックのこだわりについて、「車やロボットが見どころで、ノアの乗っているバイクは飛行機を改造したイメージ。名前はノアが乗るからアーク、すなわち箱舟です」と制作の裏話を明かした。

ギアというキャラクターについては、井上は「当初はギアをザ・主人公と思って演じたけれど、回を追うごとにギアに対してキャラクターではなくて、退廃した世界の中で生きてきた一人の人間だと捉えることでギアを掴めたような気がしました。感情の赴くままに生きるギアの姿に他の登場人物たちも惹かれたのでは」と述べる。

瀬戸はノアについて「ギアを誘惑するかのようにしなを作ったり女性の武器を使ったりするけれど、それはあくまでノアの一面であって本当の部分ではありません。色々な要素の詰まったギアと出会い心を開いていく中で見えてくるのは、魅力的な女性であり等身大の女の子の姿。演じる上では背伸びした女性にならないよう気を付けました」と語った。

そんな本作の劇中では、ギアたちが旅の途中で食事をするシーンにたびたび、農心ジャパンの「辛ラーメン」が登場する。朴監督はこれについては、「僕にとっては故郷の味を感じられるラーメンで、韓国には袋の中にお湯を入れてそこから直接食べるという文化があります。ギアたちが旅する中でそのような食事シーンがあったら面白そうだという事で採用しました。まさか農心ジャパンさんとコラボできるとは思わず、嬉しいです」とコメントした。

さらにイベントでは、“超ゴキゲンなノンストップアクション”にちなみ、「夢中になってついついノンストップ止まらないもの」を登壇者たちが発表した。天神は「やすりがけ!3Dプリンターやプラモを作った時に削ったりしていると落ち着く」、朴監督は「仕事!楽しくて止められない」と笑顔で回答する。

井上は「私はもう大人なので基本的には止められます。理性的なので」と前置きしつつも、「好きなゲームが発売されて一度始めると…深夜3時4時までやる!」と暴露して笑いを誘った。瀬戸は「常に家では音楽や映像を流していて、最近はヒグマの対処法動画を観て山に詳しくなりました。ヒグマに会ったら死んだふりはしない、背を向けない」など豆知識を披露し、井上が「勉強になりました!」と感心する一幕も見られた。

またこの日は、キャラクターデザイン&総作画監督を務める吉松孝博による、描き下ろしの第2弾キービジュアルが初公開された。さらに、山下大輝演じる“泣き男”、会沢紗弥演じる“食肉センター・エマ”、岩橋由佳演じる“闇カワアイドル・アイ”、松井暁波演じる“戦うお姉ちゃん・マリ”、姫野春菜演じる“ナオミ・ブリリアント”、大槻丈一郎演じる“SSS”、大井麻利衣演じる“つや子”と“サイレントキラー・リサ”、関口雄吾演じる“チン教授”といった、クセ者ぞろいの第2弾殺し屋キャラクターたちも一挙に紹介された。

イベントの最後には、登壇者それぞれがメッセージを寄せた。井上は「アフレコは1年以上前に収録していたので、ようやく皆さんに観ていただける時が来たかと嬉しいです。世の中に色々な思いを抱えながらも、自分たちはどのように行動し、どのように生きていくのか、そんな大きなメッセージも含まれた作品です。楽しい気持ちでご覧になっていただき、自分の考えの一つのきっかけになってもらえたら嬉しいです」と語る。

瀬戸は「メッセージ性の強い作品ですが、その中に散りばめられたギャグにクスっと笑いながら、考えさせられながらも自然と楽しめる作品になっています。それぞれのキャラクターたちがそれぞれの想いを持って立ち回っていきますので、隅々まで見逃すことなく楽しんで欲しいです」と呼びかけた。

そして朴監督は「僕は作り手が楽しまないと、視聴者には伝わらないと思っています。みんなで楽しみながら一生懸命に作った作品です。この想いが皆さんに届くと思いますので、楽しんでご覧ください」と作品への自信と想いを語り、大盛り上がりのなかでトークイベントは幕を閉じた。

『呪術廻戦』や『NINJA KAMUI』の朴性厚監督をはじめとする豪華スタッフが世界に放つ完全新作アニメーション『BULLET/BULLET』は、2025年7月16日よりスター オリジナルシリーズとしてディズニープラス「スター」で独占配信される。また劇場版として前編「弾丸疾走編」が7月25日、後編「弾丸決戦編」が8月15日より、新宿ピカデリーほか全国にて公開される。




『BULLET/BULLET』
〈作品概要〉
ディズニープラス「スター」で2025年7月16日(水) 独占配信
【1話〜8話】2025年7月16日(水)〜
【9話〜12話】2025年8月13日(水)〜
劇場版 
「弾丸疾走編」7月25日(金)新宿ピカデリー他、全国公開
「弾丸決戦編」8月15日(金)新宿ピカデリー他、全国公開
ギア:井上麻里奈
シロクマ:山路和弘
ノサ姉:釘宮理恵
カウ姉:花澤香菜
エイ婆:折笠愛
ナカ兄:関智一
ノア:瀬戸麻沙美
バレル:古川慎
ウィール:茂木たかまさ
リン:若井友希
監督・原案:朴性厚
原作:E&H production・ギャガ
シリーズ構成:金田一士
キャラクターデザイン・総作画監督:吉松孝博
「ガッチャ」デザイン:辻野芳輝
コンセプト・メカニックデザイン:天神英貴
キーアニメーター:佐野誉幸、赤井方尚、諸貫哲朗
美術監督:赤井文尚
色彩設計:鎌田千賀子
3D統括:菅友彦
カーアクションディレクター:三沢伸
撮影監督:李周美
編集:柳圭介,ACE
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:中野勝博
音響制作:INSPIONエッジ
音楽:堤博明
音楽プロデューサー:小林健樹
製作:ギャガ
アニメーション制作:E&H production
(C)E&H/GAGA

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