福原遥&林遣都、児童相談所で見た現実 子育てに励む親たちに届けたい思い「共感することばかり」【インタビュー】

0

2025年06月24日 06:30  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

フジテレビ月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』より (C)フジテレビ
 7月7日スタートのフジテレビ月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(毎週月曜 後9:00※初回30分拡大)で主演を務める俳優の福原遥(26)と共演の林遣都(34)がこのほど、ドラマ放送前の合同取材会に出席した。児童相談所が舞台となる今作の見どころや、自身の役柄について語った。

【写真】ついに解禁!…バディとして始動した福原遥&林遣都の場面カット

 今作は、児童相談所を舞台に、そこで働く個性的な面々が子どもたちの純粋な思いに胸を打たれ、その親までをも救っていく姿を温かく描く完全オリジナルストーリーのハートフルヒューマンドラマ。福原は神奈川県警所轄警察署強行犯係の刑事から児童相談所へ出向することになる主人公の夏井翼、林は翼の出向先である児童相談所で働くベテラン児童福祉司の蔵田総介を演じる。

――舞台である児童相談所について何か学んだことはありますか?

福原:先日、児童相談所に見学に行かせていただきました。そこで、子どもや保護者の方との向き合い方、どうやって心の距離を縮めていくのか、そういった部分のお話をたくさん聞かせていただきました。実際に子どもたちにもお会いして、普段の生活を教えてもらいました。

林:僕も見学に行きましたが、作品に携わらないと見ることのできない光景を見て、職員や入所している男の子にいろんな話を聞かせていただいて、いろいろ感じることがありました。自由に外に出られない時間だったり、本来当たり前であることがなかったりだとか。

子どもたちは環境に適応していて、ほほ笑ましく見える瞬間もあるんですけど、やっぱりここに来た背景のことを考えると胸が苦しくなりました。子供たちがそこにいる必要がなくなるようにと、日々自分の時間を捧げている職員の方の姿を見て、よりこのドラマに対しての思いが強くなりました。

――初共演となるお互いの印象について教えてください。

福原:今回初めましてだったんですが、お芝居がすてきだなって思いながら作品を拝見させていただいていたので(共演するのが)林さんだと聞き、本当にうれしかったです。いろいろ勉強させていただきながら、頑張って付いていきたいなと思っています。

林:お会いする前から思っていたイメージなんですけども、想像以上に清らかな空気をまとっている方だと。神社のパワースポットのような、周りの人が自然と笑顔になるような空気感を持っている方人だなと思いました。

あとは、本読みをしたときにお話しする機会をいただいたんですが、作品作りや、演じるにあたっての向き合い方がすごく誠実な人だなと思いました。

――ご自身が演じるキャラクターの印象について教えてください。

福原:翼という役は、正義感が強くて、真っすぐで、たくさんの人を助けたいという思いで毎日を生きている。助けたいと思ったらもうそれしか見えなくて、突き進んでしまう。危なっかしいところもあるんですけど、すごくエネルギッシュで、パワフルで、すてきな女性だなって私は感じました。

林:蔵田はとにかく仕事人間で、一つでも多くの家庭を救うために全ての時間を捧げている人だと。一見とっつきづらそうですが、主人公にかける言葉はすごく重みがあってかっこいい精神を持った人だなと思いました。

――そんなキャラクターをどのように演じたいですか?

福原:翼という女性は、本当に一人でも多くの人を助けたいという思いで、ひたすらがむしゃらに頑張っている女性なので、そこはぶれずに、大事に演じたいと思います。また児童相談所を見学したとき、向き合い方について、(職員は)親に対しても子どもに対しても、最初から無理に近づくのではなくて、その子に合わせた近づき方で寄り添っていくという部分をすごく大事にされていると聞きました。そうした向き合い方の部分は、丁寧に演じたいなって思っています。

林:難しいなと思ったのが、長年児童相談所に勤めてきた中で、(蔵田には)自分のルールだったり、踏み込みすぎてはいけないラインだったりと、明確な考えがあるんですよね。なので困っている子どものために瞬間的に行動をしている主人公(翼)に対して、厳しい指導をしていくんです。蔵田のベースの部分というか、絶対的に持っている考えみたいなところを大切に演じていけたらなと思っています。

でも台本を読んで、いろいろ悩んでいる時に児童相談所を見学させていただいて、職員の方のお話で、常に同じ家庭なんて一つもないから、とにかく皆んなで情報を共有しながら慎重に進めていく一方で、「子どものため」という感情には勝てない時があって、瞬間的に動いちゃう時がありますとおっしゃっていたんですよ。なのでその感情のバランスを大事にして演じていけたらなと思っています。

――この物語の世界に共感する部分はありますか?

林:僕は今、子育て真っ只中なので、子育てに悩むご家庭の話など共感することばかり。もし子育てに悩んだり、苦しんだりしている人がいたら、そういう人たちの心がちょっとでも軽くなればいいなと思っています。

    ニュース設定