韓国史上最悪の政治裁判描く、イ・ソンギュン魂の遺作『大統領暗殺裁判　16日間の真実』予告編

チョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョンの豪華キャスト共演、『王になった男』のチュ・チャンミン監督の最新作『大統領暗殺裁判　16日間の真実』から、日本版ポスタービジュアルと日本版予告編が解禁された。

本作は、1979年に起こった朴正煕（パク・チョンヒ）大統領暗殺の裁判と、10.26大統領暗殺から12.12軍事クーデターという韓国近代史の中でも大きな歴史的事件に巻き込まれた3人の男を、一部フィクションを交えて史実に基づき描いた作品。

今回解禁となった日本版のポスターは、映画オリジナルのキャラクターで、勝つためには手段を選ばない主人公の弁護士チョン・インフ役のチョ・ジョンソク、チョン・インフが弁護する上官の命令により暗殺事件に巻き込まれた愚直な軍人パク・テジュ役のイ・ソンギュン、そして裁判を裏で操る合同捜査団長チョン・サンドゥ役のユ・ジェミョンがずらりと並ぶ。

韓国史上最悪の裁判によって命運を共にすることとなった3人の真剣な表情が印象的であり、また「誰もが願った『幸せの国』。そこには助けなければならない人がいたー」という意味深なコピーが、物語の裏に隠された人間ドラマを想像させる。

合わせて解禁となった予告編では、1979年大統領暗殺から軍事クーデターをつなぐ、この知られざる裁判は、開廷直後から次期独裁者を狙う合同捜査団長チョン・サンドゥからのメモが法廷に何度も届き、不正に操られた状態だったことが映し出される。

この現状に怒りを露わにし、公正な裁判を求めて戦う弁護士チョン・インフだったが、「どんなに必死に弁護しようと、大佐には死んでもらう」と圧力をかけられる。

一方、「命令には従います」と命がかかっている裁判を前にしても、言い訳も命乞いをすることもなく、軍人としての矜持を貫くパク・テジュのその姿勢に、この不器用な人を救いたい、「救われるべき」とより強く思う弁護士チョン・インフの姿が…。

また映像の終わりには、泣きそうな顔で微笑む弁護士チョン・インフに、「君は真の弁護士だ」と穏やかな表情で伝える軍人パク・テジュの姿が…。権力に翻弄され、わずか16日間で閉廷した韓国史上最悪の裁判の行方。ラスト10分、軍人パク・テジュの最期の選択が気になる映像となっている。

さらに6月27日（金）より、オリジナルステッカー付ムビチケカードと、「映画前売券付きブロマイド」が発売決定。ブロマイドの絵柄はチョ・ジョンソク、イ・ソンギュン、ユ・ジェミョンの全9種のランダム。本作の名シーンの数々を収めたものとなっている。

『大統領暗殺裁判　16日間の真実』は8月22日（金）より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。





（シネマカフェ編集部）