「勝負下着はうすピンク」「大御所は怒って」バラエティ無双の“あのちゃん” 人気が途切れないそのワケ

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2025年06月24日 16:20  女子SPA!

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画像:『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』HPより
歌手でタレントの「あのちゃん」が、相変わらずバラエティ番組で無双状態だ。

現在、冠番組となる『あのちゃんの電電電波♪』(テレビ東京系)と『あのちゃんねる』(テレビ朝日系)を抱えながら、ゲストとしてさまざまな番組に出演している。特にここ最近では、ニューアルバム『BONE BORN BOMB』を6月4日に発売したばかりで、各番組に宣伝も兼ねて引っ張りだこになっている。

◆秘密の女子会で飛び出した衝撃発言

例えば、6月15日に深夜番組として人気の『見取り図じゃん』(テレビ朝日系)にトークゲストとして出演したあのちゃん。番組内では「大きい声では言えないけど、小さい声なら言える秘密の女子会」という企画に参加し、抜群のトークスキルを存分に披露した。

この企画は、ゲストが普段なかなか言えないことを暴露する内容で、あのちゃんはその意外性のある発言で視聴者も共演者も驚かせた。特に男性の脱毛をテーマにした際には、「僕は生えてれば生えてるほど良いです」と自身の価値観を披露し、場を大きく盛り上げた。

また、あのちゃん自身は「いまの大御所の人たちに怒ってもらえない」という悩みを真剣に告白。過去に泉ピン子や和田アキ子に対して失礼なことをしてしまったエピソードを明かしつつ、「大御所にはもっと怒ってほしい」とまさかの提言を行う場面もあり、その自由なスタンスが番組をさらに面白く彩った。

かと思えば、共演したぼる塾のあんりから「勝負下着を選んでほしい」と問いかけられた際、あのちゃんは「うすピンクが良い」と即答。奇をてらうだけで終わらず、状況に応じてバランスの良いコメントをもできることを見事に証明した。

◆鋭いツッコミと絶妙リアクションで魅せる才能!

他には、6月16日に放送された『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)では、「あのちゃんに嫌われたい」という斬新な企画が展開され、あのちゃんがその中心に挑戦する形で出演。

番組では、熊田曜子、小倉優子、鈴木奈々といった過去に一世を風靡したバラドルたちが「あのちゃんに嫌われると仕事が増える」という設定のもと、彼女に嫌がらせを仕掛けるという一風変わったドッキリが実施された。このユニークな企画において、あのちゃんは持ち前の臨機応変な対応力と鋭いツッコミを披露し、視聴者の注目を集めた。

特に熊田曜子が下品でセクシーな路線で嫌がらせを決行した場面では、あのちゃんが「見苦しいですよ」と一刀両断し、場を大いに盛り上げた。

また、小倉優子が久々に自らの“こりん星キャラ”を復活させ、不思議ちゃんを演じて嫌われようと試みた際には、あのちゃんが即座に「お母さんですよね?」と鋭くツッコミを入れることで爆笑を誘った。

結果的に、熊田曜子、小倉優子、鈴木奈々ともにあのちゃんのリアクションやコメントに助けられた形で、バラエティ力の高さをしっかり披露することになった。

◆バラエティ番組で無双する理由

ブレイクから数年が経過した現在も、出演するバラエティ番組で次々と結果を残し、評価を上げ続けているあのちゃん。その存在感は衰えるどころか、ますます強まっており、バラドルとして絶えず進化を遂げている。では、彼女の魅力とはいったいどこにあるのだろうか。

まず注目すべきなのが、他のバラドルには真似できない卓越したワードセンスの良さである。現在担当しているラジオ番組『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)では、毎回キレのあるトークを繰り広げ、リスナーを虜にしている。

ネットで流行しているワードを巧みに取り入れつつ、時事ネタを炎上しないように話すセンスは天才的。絶妙にリスナーを不快にさせない言葉選びは目を見張るものがある。このワードセンスの良さはテレビ番組でも活かされ、幅広い世代から共感を生むことに成功している。

このワードセンスの良さはテレビ番組でも存分に発揮されている。番組内のトークで常に独特の視点や感性を持ち、それを自身のペースで巧みに表現するスタイルは、幅広い世代の視聴者から共感を得ることに成功している。

また、彼女の発言には特有の間の良さやユーモアが含まれており、それが番組の空気感を一層盛り上げる要因ともなっている。

◆本気で挑む姿勢が視聴者を魅了!

さらに、ミュージシャンという肩書きを持ちながら、体を張った企画にも果敢に挑む姿勢は、視聴者やファンから高く評価されているポイントだと言える。自身のバラエティ番組『あのちゃんねる』では、スポーツ企画やロケなどの場面で何度も体当たり企画に挑戦しており、その姿勢が彼女のバラドルとしての魅力をより際立たせている。

この番組内では、野球やサッカーをプレイする様子が放送されているが、どちらも初心者とは思えないほどの完成度を発揮し、抜群の運動神経を見せつける場面も。こうした「何事にも手を抜かず本気で挑む姿勢」と「やるべきことをしっかりこなす真摯な態度」が、あのちゃんへの支持をさらに増やす要因となっているだろう。

現在は、テレビ局から独立した女性アナウンサーや、バラエティでの活躍を目指すタレントが増加し、バラエティ界の競争がますます激化している中で、あのちゃんは常に独自路線を貫き続けている。

彼女ならではのユニークな感性や圧倒的なバラエティセンスを番組ごとに発揮し、視聴者の記憶にしっかりと刻む活躍が目立つ。唯一無二の存在としてのポジションを確立したあのちゃんは、他の人気バラエティタレントと比較しても、替えの効かない特異な個性でバラエティ界を牽引しているといえる。

これからも、ミュージシャンとしての活動はもちろん、バラエティタレントとしての顔も併せ持つあのちゃんが、どのような新しい魅力を見せてくれるのか。業界内外から注目される存在であり続けることは間違いなく、今後も人気と実力がますます光を放ちそうだ。

<文/ゆるま小林>

【ゆるま 小林】
某テレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。退社後、フリーランスの編集・ライターに転身し、ネットニュースなどでテレビや芸能人に関するコラムを執筆

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  • 最近だと“だまれオムライス”が好き。常に我が道を行きつつ、しかし他者への敬意を忘れない強い人。
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