
6月23日の月曜日、いつものようにフジテレビ系で『ぽかぽか』が放送されていたのだが、その平和な雰囲気の裏で、驚くべき事態が起きていた。
『ぽかぽか』関係者に相次ぐ不運
「同社の社員でバラエティー制作部企画担当部長・鈴木善貴容疑者が、常習賭博の疑いで逮捕されたのです。これまでにオンラインカジノで1億数千万円以上を賭けたということですが、同容疑者は『ぽかぽか』の制作統括を務めていた人物で、実質的な“生みの親”と言えます」(芸能ジャーナリスト)
同容疑者は総合演出として番組の立ち上げからかかわり、昨年7月からは制作統括に就任。番組を責任者として、20日放送のエンドロールにも《制作統括 鈴木善貴》とテロップ表示されていたのだが、23日のエンディングでは、その名前はそっくり消えていた。
『ぽかぽか』といえば、“ヤマケン”の愛称で知られる山本賢太アナもレギュラー出演していたものの、同じく過去のオンカジ利用で書類送検された。そんな同番組の度重なる不運にネット上では、
《ぽかぽかが終わっちまう可能性がある…それだけは避けて欲しい》
《ぽかぽかが受難すぎる》
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と心配の声があがっている。だが、『ぽかぽか』が抱える爆弾はこれだけではないと、芸能プロ関係者は語る。
「2022年8月末のことです。同容疑者に対して『お前に来年1月からの昼の番組を命じる』と新番組の立ち上げを命じたのは、当時の港浩一前社長でした。つまりあの番組は、港前社長の肝いり企画なのです」
そこから鈴木容疑者は『ぽかぽか』を立ち上げて今に至るのだが、現在、フジは“旧体制”からの脱却に邁進している。
「今月5日には港前社長と大多亮元専務の法的責任を追及するため民事訴訟の準備に入ったと発表されましたし、19日には、中居正広さんのトラブルに端を発する一連の問題を受け、清水賢治社長が被害女性Aさんに対面で謝罪したことも明かしました。
そんな社内のコンプライアンス体制の立て直しの中で、港前社長の息がかかった“側近”である鈴木容疑者、また山本アナと、同じ番組の関係者で不祥事が相次いでしまいました。現フジ経営陣としては、さらなるイメージ悪化を避けるため“番組刷新”や“打ち切り”という決断に踏み切る可能性も考えられます」(前出・芸能プロ関係者)
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気がかりなのは、鈴木容疑者が取り調べに対し、オンカジ利用の経緯について「職場の先輩から誘われた」「周りでオンラインカジノをやっている人がたくさんいた」と供述していることだ。「職場」や「周り」がもし『ぽかぽか』番組内の話だとしたら――。
果たしてフジテレビは、新たな“膿”を出し切ることができるのだろうか。