マインクラフト歴13年の和風建築ガチ勢が“江戸城完全再現”に挑んだら……「凄すぎて言葉がねぇ」「徳川さんもにっこり」

　マインクラフトで建築ガチ勢が江戸城全域の完全再現に挑戦したら……。プロジェクトの8カ月時点の建築紹介動画がYouTubeに投稿されました。渾身（こんしん）の力作が反響を呼び、記事執筆時点で7800回以上再生されています。

【画像】驚きの風景

　投稿者は、マインクラフトで13年以上、主に和風建築を手掛けてきたという「錦乃-にしきの-」（@MikuNiki5471）さん。以前には、和風建築による日本の古き良き商店街のような街並みが話題になりました。

　今回は現存する史料をもとに江戸城を精密に再現するプロジェクトを紹介。動画制作時点で制作期間は約8カ月、実制作時間でも約5カ月となり、今なお制作を進めています。

　動画では現在の皇居東御苑にあたる、本丸、二の丸、三の丸と、吹上苑の一部を紹介。現在の皇居にほとんど残されていない櫓（やぐら）や城内の御殿（ごてん）も再現されています。

　二の丸は番所や長屋の門を除いて全て正確に再現し、櫓の内部には内装も施しているそうです。お城の輪郭が独特な形状をしていることから、一部建物を除きほぼ全て斜め建築で再現されているのだとか。通常よりも形をとるのが難しいはずですが、恐ろしい建築技術ですね。

　色のコントラストが美しく、錦乃さんにとってもお気に入りの1つだという二の丸の景色。これらの建築を再現するために、グーグルアースで測量しながら手作業と少しの魔法をつかって建築を進めているそうです。

　北側に進むとX（Twitter）の投稿で話題となり、記事執筆時点で2万2000件以上のいいねを集めている蓮池濠（はすいけぼり）の姿が。少しやりすぎだと思ってしまうほどの、美しい緑に目が奪われる濠ですが、こちらも実物の写真をもとに自然に再現されているのだとか。ここから始まる北側のエリアは観光時の目玉スポットにしていく予定だそうです。

　動画には、江戸城天守閣と西桔梗門、乾二重櫓、西側二重櫓、富士見多聞櫓を高所から一望する場面も。天守閣は最新の考証に基づき柱や窓の位置、高さの比率を細部まで正確に調整したそうです。これはすごすぎる……！

　途方もないスケールで制作されている江戸城の姿に、「1人でこのスケールとクオリティの高さは本当にすごいと思います。この世界に入ってゆっくり観光してみたいです!!」「細部まで作り込まれていて感動しました！」「もうこのレベルは徳川さんもにっこりですよ　それぐらいスゴすぎました！」「凄すぎて言葉がねぇ」「全てのブロックが建築素材と言わんばかりの建築力で尊敬の念を抱きますね」という称賛コメントが寄せられています。

　なお、錦乃さんによると江戸城内郭全域の完成後はマルチサーバを開放し、観光や江戸の街づくりを一緒に楽しめる企画を予定しているのだとか。最終的には約113平方キロメートルにおよぶ広大な範囲の武家屋敷や街並み、神社なども全て再現し、全ての建物に内装を作りたいと意気込みを伝えています。

　錦乃さんはYouTubeチャンネル「錦乃-にしきの-」の他にもX（@MikuNiki5471）やInstagram（@mikuniki5471）、TikTok（@mikuniki5471）を運営中。PlanetMinecraftで建築中の江戸城のデータについて紹介しています。

画像提供：YouTubeチャンネル「錦乃-にしきの-」