竹野内豊主演『雪風 YUKIKAZE』本予告映像&ポスタービジュアル解禁 ほぼ無傷で終戦を迎えた駆逐艦の物語

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2025年06月25日 07:01  ORICON NEWS

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映画『雪風』(8月15公開)本ポスター(C)2025 Yukikaze Partners.
 俳優の竹野内豊が主演する映画『雪風 YUKIKAZE』(8月15日公開)の本予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。

【動画】竹野内豊主演『雪風 YUKIKAZE』本予告映像

 本作は、太平洋戦争中に実在した一隻の駆逐艦(くちくかん)「雪風」の知られざる史実を背景に、戦中、戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を壮大なスケールで描く。

 出演は、「雪風」艦長・寺澤一利役の竹野内、先任伍長・早瀬幸平役の玉木宏、若き水雷員・井上壮太役の奥平大兼、早瀬の妹・サチ役の當真あみ、寺澤の妻・志津役の田中麗奈、志津の父・葛原芳雄役の益岡徹、帝国海軍軍令部作戦課長・古庄俊之役の石丸幹二、そして、実在した第二艦隊司令長官・伊藤整一役の中井貴一ら。

 本予告映像では、冷静に「雪風」の任務を語る寺澤艦長(竹野内)の姿から始まり、過酷な戦況の中で仲間たちを救い上げる乗員たちの勇敢な姿が描かれる。早瀬伍長(玉木)の「一人残らず引き揚げろ!」の号令に応じて、若き水雷兵・井上(奥平)が救い出される場面は特に印象的だ。

 中盤では、早瀬の「10年後、20年後、艦長の娘さんが大人になる頃には、日本はどんな国になっているのでしょうね」との問いに対し、寺澤が「普通がいいな」と静かに答える。家族で囲む食卓、孫の誕生に喜ぶ日常――それら“普通の幸せ”を願う寺澤の言葉に、Uruによる主題歌「手紙」が温かく寄り添う。

 後半では、特攻作戦に出撃する戦艦「大和」から若き少尉候補生たちを退艦させた伊藤整一司令長官(中井)の史実にも触れられ、「この国の未来には必ず若い力が必要になる」との言葉が重く響く。

 映像は、海に投げ出された仲間に「手を伸ばせ!」「あきらめるな!」と叫ぶ井上の姿で締めくくられる。かつて自身が早瀬に救われた経験を胸に、今度は井上が命をつなぐ側へと立つ。それぞれの熱い想いが胸に迫る本予告映像となっている。

 同時に公開されたポスタービジュアルには、「生きて帰る 生きて還す」というコピーを中心に、艦長・寺澤、先任伍長・早瀬、水雷員・井上の真剣な眼差しが並ぶ。80年前、戦場だった海の上で“普通”の幸せを願い戦った兵士たち、その帰りを信じて待ち続けた家族たち、そして彼らの想いを乗せて進み続けた艦「雪風」の姿が力強く表現されている。

 なお、今週27日よりムビチケカードの発売が開始される。購入特典として、「雪風」のイラストがプリントされた特製ミニ巾着袋(数量限定)が付属する。


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