
6月20日、Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系。以下、それスノ)で、『未成年の主張 それスノver.』が放送された。学生が校舎の屋上から、グラウンドに集まった全校生徒に向かって自分の主張を叫ぶ人気コーナーだ。
この中で、向井康二(31)が『成年の主張』として登場し、『ある男との金銭トラブル』と題した主張をしたことで、Snow Manファンや“ある男”のファンの間で物議を醸すこととなった。
向井康二の金銭トラブル
向井は、“社会に出てからも役に立つ重要なお話”として切り出し、お金の使い方を間違えると、トラブルに巻き込まれたり、信用を無くしてしまう可能性があると生徒に力強く熱弁。具体例として、『僕が1人の男性に今も被害を受けている金銭トラブルについてお話しします』と、笑顔ながら不穏なふれこみで話し始めた。
「向井さんの話では、Snow Manはメンバーの誕生日に、全員がお金を出し合ってプレゼントを贈っているそうです。いつも向井さんが買いに行き、後から他のメンバーが銀行に振り込むそうですが、『毎回お金を振り込まない人』として目黒蓮さん(28)の名前が挙げられました。VTRを見ている目黒さんは驚きの表情でしたね。
向井さんは続けて『目黒がお金を払ってくれるのは誕生日が過ぎた半年後』、『ネットの銀行の振り込み方がわからないからいつも手渡し』と暴露しました。さらに先月、岩本照さん(32)の誕生日にもカメラを買ったが、目黒さんからはまだ支払われていないとし、『目黒ー!2万4千円俺に渡せー!』と絶叫しました」(アイドル誌ライター。以下、同)
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この向井の主張を受け、その場にいた全校生徒達は頭をかかえるなどしながら、『絶対返した方がいい』、『お金は結構ヤバい』と大騒ぎになっていた。
ところが、VTRが明けると、スタジオで目黒が『散々言われてて…僕、払ってる』と反論。向井は突如、コント仕立てのように慌てた様子になり、携帯電話で銀行口座を確認することに。結果的に、振込み日の一番に目黒から支払われていたことが判明。“向井の確認し忘れ”となり、向井は『ウソの主張すみませんでした』と全力で謝罪。
さらに、お金を振り込んでいなかったのは宮舘涼太(32)と渡辺翔太(32)であったことも明るみになり、目黒が『そこの赤(宮館)と青(渡辺)!』とツッコミを入れ、番組的にはオチがついた。ただ、目黒としては、『ちゃんと払ったのにあんな主張された』とやや不服そうな表情も見せていた。
一部目黒ファンがピリつく
この一連の流れに対し、一部目黒ファンからは、
《お金にルーズという印象を与えると今後金融系、銀行とかはCM来ないかもしれない》
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《何故学生の前で主張しなければならなかったのか。笑えないしアンチの人には誤解されるし最後まで見ないと間違いだったにはならない》
《今日のこの主張ちょっと不愉快だったな。オチで笑わせたつもりかもだけど温厚な目黒担でも笑えないと思う》
《まるでお金にだらしないみたいな。目黒君はある意味恥をかかされたのだから嫌だっただろうな》
と、目黒の印象を悪くしたような今回の向井の主張に猛反発した。
ただ、視聴者達は、向井個人の判断で目黒の金銭事情がネタにされたというよりは、台本があることを前提として理解しているようだ。その上で、それを面白いと思って放送した番組サイドに問題があるとして、
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《ヤラセ的な今回の演出は、それスノらしくないと感じ不快な気分になりました》
《台本どおりとは言えこれで笑いを取ろうだなんて、番組構成作家さんに、ピュアなメンバーをいじらないでとお願いしたい》
と批判の声があがった。
「今回の向井さんの主張に対しては、主に一部の目黒さんファンが憤っていましたが、目黒さんファン以外のSnow Manファンからは、明らかにバラエティー番組のノリであり、笑いに繋がったから良いのではないかと諭す声もあがり、ファン同士が対立することになりました。
かつて、ラウールさん(22)がSNSで、『バラエティーを見るリテラシー いつ頃育つかな??』と問いかけたことを引き合いに出し、面白くするための演出をいちいち真に受けて憤慨するファンがおかしいといった流れにもなっています。
ただ、今回は未成年である学生達を前に、『金銭トラブル』と仰々しい文句で煽っていたこともあり、それを視聴する未成年も含め、彼らにリテラシーを求めることは難しいですよね」
バラエティー番組だけに、面白さを求め多少の誇張はあるかもしれないが、今回は真面目で紳士なイメージもある目黒に『金銭トラブル』の濡れ衣を着せてしまったため、シビアに受け止められたよう。
笑いのために誰かを貶めるやり方は、視聴者側というより、制作側にリテラシーが求められそうだ。