《城島茂、松岡昌宏、国分太一をメンバーとするグループ「TOKIO」は、本日をもって解散することにいたしました。》
6月25日夕方、株式会社TOKIOの公式サイト上で“悲しいお知らせ”が――。人気グループTOKIOが、同日をもって35年の歴史に幕をおろすことが発表されたのだ。
その原因はもちろん、20日に発覚したメンバーである国分太一(50)の不祥事だ。同日、日本テレビは『ザ!鉄腕!DASH!!』から国分が降板することを発表した上で、原因について、過去に複数のコンプライアンス違反があったことを発表。
日本テレビの福田博之社長は同日に行った記者会見でプライバシーの保護を理由に、コンプライアンス違反の詳細については頑なに口を閉ざしたが、本誌をはじめ様々なメディアで、国分が同局の制作関係者にハラスメント行為を行ったことが報じられている。
株式会社TOKIOは今回のコメントのなかで、国分の不祥事を謝罪した上で、解散を踏み切った経緯について《このたびメンバーでお互いの意思を確認し合い、このような状態になった以上、グループ「TOKIO」として活動して皆様から再び信頼をいただき、応援いただくことは難しいと判断したため、ここでグループとしての活動に区切りをつけることといたしました。》と報告。
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今後については、《まずはご関係の皆様にお詫びとご挨拶をさせていただきながら、それぞれが自分自身と向き合い、これまでお世話になった皆様に対して貢献させていただくことができるとすれば何なのかを真摯に問い続けていきたい》としている。
‘90年に城島茂(54)、松岡昌宏(48)、国分の3人で結成され、同年に山口達也(53)が合流、’94年に長瀬智也(46)が加入しCDデビューを果たしたTOKIO。以来、『NHK紅白歌合戦』24年連続出場を記録するなど国民的グループとして活動を続けたが、‘18年に結成以来最大の危機が訪れる――。
同年4月、山口が未成年女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検(のちに不起訴処分)されていたことが発覚したのだ。
このことについて、山口は自ら記者会見を行い、涙ながらに謝罪した上で、「私の席がそこにあるのであれば、またTOKIOとしてやっていけたら」と語るなど、希望を覗かせていた。
しかし、山口以外のメンバー4人で行った記者会見では、松岡は山口の“希望”についてこう断罪している。
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「TOKIOに戻りたい、俺にはTOKIOがある、TOKIOに帰る場所がある。もしそういう気持ちが彼のなかにあり、その甘えの根源が僕らTOKIOだったら、そんなTOKIOは一日も早くなくしたほうがいいと思う」
さらに、国分も山口の同発言に対して、当時MCを務めていた情報番組で、「23年間、一緒に走ってきたからこそ、そんな甘えた言葉は、山口からは、聞きたくなかったです」と語り、厳しい姿勢を見せた。
そして、同年5月に山口は脱退し、4人で活動を続けたのだが、’21年3月には長瀬も脱退。それでも結成メンバーでもある城島、松岡、国分の3人は、同年4月に株式会社TOKIOを設立し、解散の道は選ばず、TOKIOを続けてきた。
今回の解散というグループにとって“最も重い決断”について、ある芸能関係者は言う。
「山口さんの不祥事、アイコニックな存在であった長瀬さんの脱退といった、大きな苦難があっても、決して解散という選択だけは選んできませんでした。そこには長年応援してくれるファンだけでなく、‘11年の東日本大震災以来グループとして密接に関わってきた福島の人たちへの強い思いがあったことでしょう。
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それでも、松岡さんと城島さんが今回解散を決断したのは、TOKIOを継続させることが、関わる人にとってもマイナスになると考えたからではないでしょうか。国分さんがスタッフなどに対して横柄な態度をとっていたという証言が次々と出ていますし、松岡さんが山口さんの会見時に語っていたように“TOKIOが甘えの根源になっていた”と考えたのかもしれませんね」
国分の“甘え”がもたらした、結末はあまりにも重かった――。
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