『F1/エフワン』ブラッド・ピット来日舞台挨拶 (C) 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED. 『トップガン マーヴェリック』監督とブラッド・ピットがタッグを組んだ『F1/エフワン』。6月24日(火)に発表された通り、ブラッド・ピットが6月25日(水)に来日、都内劇場で舞台挨拶に登壇した。
6月25日(水)、26日(木)と都内劇場で3回に渡り行われる舞台挨拶付き上映回は3分でチケットが完売する人気ぶり。
ブラッド・ピットは「今回は(前作)ブレット・トレイン=新幹線を超えるスピードでF1マシンに乗りましたした。俳優が本物のF1マシンに乗って本物のレーストラックを走るというアイデアは、(ジョセフ・)コシンスキー監督のもので、できるだけF1の迫力を体感できるような映画にするためにこだわって作りました」とコメントした。
■「楽しんでいただけるのが一番嬉しい」観客の反応に喜び明かす
すでに国内でも試写会や先行上映が行われ、作品やブラッド・ピットの熱演を大絶賛する声が相次いでいることについて、「とても誇りに思える映画なので、本当にみなさんの反応が嬉しいです!」と喜びを明かす。
「実際のF1シーズン中に本物のサーキットで我々が走るというのは、前例がないんですよね。すべての俳優たちがとてもがんばっていますし、カメラもこの映画のために新たに開発したのですが、映画を観ればそれが分かると思います。楽しんでいただけるのが一番嬉しいです!」と笑顔を見せた。
また、日本時間6月24日にイギリス・ロンドンで行われた本作のプレミアでは、『トップガン マーヴェリック』主演でもお馴染みのトム・クルーズが登場し、ブラッド・ピットとの豪華すぎるツーショットは日本でも話題に。
「トムは古い友達で、昔からよく知っています。彼はモータースポーツのファンですし、90年代に一緒にゴーカートでレースしたこともあるぐらい。監督も(ジェリー・)ブラッカイマーも一緒にトムと仕事しているし、みんな家族みたいだから、来てくれて嬉しかったです」と語ると、会場からはあたたかい拍手が。
本作では、常識破りのF1レーサーを演じたブラッド・ピット。すでに映画を鑑賞した観客からは、そのかっこよさとハマりっぷりが称賛されているが、自身でも「この映画は物語が素晴らしいんです。ソニーは負け犬で、挫折を経験するけどどまたチャンスが巡ってくる。こういうストーリーはみんな感動できると思います」と手ごたえを明かした。
■“空のアクション”は「トムに任せます!」
過酷なトレーニングを重ね、劇中ではブラッド・ピットやダムソン・イドリスたちが自身でF1マシンを実際に運転していることも注目されているが、これについては、「ダムソンと一緒に2年ぐらいかけてトレーニングして、6,000マイルぐらいトラックで走っています。ただひとつ悔いがのこっていて、日本の鈴鹿サーキットでは走っていないんです」と吐露。
「プロのドライバーたちに聞くと、みんな一番のお気に入りは鈴鹿だと言います。技術的なことも含めて素晴らしいトラックですよね。この中に、誰か関係者はいない?」と会場に呼びかけるほど、日本を代表する鈴鹿への強い思いを語るひと幕も。
そして、映画公式SNSに寄せられたファンからの質問で、「撮影中に一番楽しさを感じたのは?」という質問には、「F1マシンを運転している時間です。とにかく嬉しくて楽しかった。時速350kmぐらいの信じられないスピードで走るので、ブレーキングやコーナリングも含めてすべてが最高でした!」と興奮気味にコメント。
また「映画を観れば感じられると思うのですが、F1マシンに乗っていると“G”(重力)がかかるんです。実際のプロドライバーほどではないですが、首と体を鍛えていないと大変なんです」と、強靭な肉体を必要とするF1ドライバー役の苦労も明かした。
さらに「今回はF1マシンを運転する役でしたが、今後空のアクションに挑戦したい気持ちは?」という質問には、「それはトムに任せます!彼に近づける人はいないでしょう。僕は陸が好きです!」と答え、会場を笑わせていた。
舞台挨拶の最後には、特製の法被を着用したブラッド・ピットが、日本の伝統文化「三本締め」に挑戦。満員の観客たちと一体となって挑戦し、満面の笑みを見せていた。
『F1/エフワン』は6月27日(金)より全国にて公開。
日本語吹替版同時上映
4D/Dolby Cinema(R)/ScreenX/IMAX(R)
(シネマカフェ編集部)