『侍タイムスリッパー』7月18日地上波初放送!1館から上映の大ヒット作

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2025年06月27日 06:01  cinemacafe.net

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『侍タイムスリッパー』©2024 Samurai Time Slipper. All Rights Reserved
映画『侍タイムスリッパー』が、7月18日(金)の日本テレビ系金曜ロードショーにて放送されることが決定した。

本作は、今年の日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた時代劇コメディー。

制作費は、通常の邦画の1/10以下、スタッフもわずかな人数。上映されたのは、当初1館だけだったが、観客からの評判が評判を呼び、上映館は増え続け、全国380館で上映されるまでの規模に膨れ上がり、興行収入も10億円を超えた。

物語は、幕末の侍が雷に打たれ、なぜか現代の時代劇撮影所にタイムスリップするところから始まる。

理解不能な状況に戸惑いながらも、時代劇の斬られ役として第2の人生に奮闘していく時代劇コメディーでありながら、同時に人間ドラマであり、手に汗握るチャンバラ活劇でもある。

主人公の会津藩士・高坂新左衛門は、『ラストサムライ』にも出演した伝説の斬られ役、故・福本清三さんからイメージを得て、彼を取り巻く人情あふれる登場人物たちや本格的な殺陣シーンと、時代劇への愛が存分に込められている。

そんな主人公の高坂新左衛門を演じるのは、今回初めて主演を務める山口馬木也。そして高坂の敵、風見恭一郎を冨家ノリマサ、ヒロインの助監督・優子を沙倉ゆうの、当初、福本さんが務める予定だった殺陣師・関本役は、峰蘭太郎が演じている。

監督は、普段はビデオ撮影業のかたわら農業を営む安田淳一。製作資金の調達に奔走するも、「自主制作映画で時代劇を撮る」と言う無謀さと、撮影当時はコロナ禍の真最中ということもあり、資金集めに難航。しかし、「脚本がオモロいから、なんとかしてやりたい」と東映京都撮影所(通称:太秦撮影所)が救いの手を差し伸べた。

製作期間半年にも及んだ末、完成したが、そのときの監督の銀行口座に残っていたのは7,000円。「地獄を見た」と語る監督は、映画が当たらなければ農業も続けられないと崖っぷちに追い込まれていたという。

金曜ロードショー『侍タイムスリッパー』は7月18日(金)21時〜日本テレビ系にて放送。





(シネマカフェ編集部)

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