27日放送『探偵!ナイトスクープ』より(C)ABCテレビ きょう27日放送のABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』(毎週金曜 後11:17 ※関西ローカル)に、戦中に知り合った人を探しているという93歳の女性が登場する。
【動画】難題中の難題となる依頼に目頭を熱くする特命局長の村上信五 桂二葉探偵が『兵隊さんと少女セツコの文通』を調査する。依頼者である京都府の女性(93)は、「戦後80年の時を超え、忘れえぬ方を探していただきたく、筆をとった」という。日中戦争が始まったころ、小学1年生だった依頼者は、兵隊さんを激励するための「慰問袋」を作り戦地へ送った。その中に入れた手紙に偶然、返事が届いた。その相手が、秋田県出身の「ササジマシンゾウ」さんだった。
それから6年もの間、ササジマさんとの文通は続いた。その筆はとても温かく、かさねがさね「お勉強がんばってください」とのメッセージがあり、会わずとも、優しい人柄が依頼者には手に取るように伝わったという。昭和19年になると、依頼者は戦況の悪化に伴い、大阪から京都へ疎開。すると、何と疎開して間もないころにササジマさんが、大阪の実家に訪ねてきてくれた。だが、京都にいた依頼者は会うことがかなわなかった。
時は経ち、数年前、孫が沖縄に行った際、沖縄戦の戦没者の名前が刻まれている「平和の礎」にササジマさんの名前を見つけ、亡くなられていることを知った。ササジマさんに一度もお会いできなかったことが、どうにも心残りでならない。そこで、ササジマさんに会わせてもらえないだろうか?お墓を探し出し、80年間の積年の思いを手紙にして届けたく思っている、というもの。
二葉探偵もぬくもりにあふれた手紙を読み、涙ぐむ。しかし、ササジマさんの手掛かりは秋田県出身で、沖縄戦で亡くなられたということだけ。そこで秋田県遺族連合会に連絡をとり、戦没者の名簿を見せてもらうと「笹島信三」という名前を発見する。はたして、依頼者は墓参りをして、積年の思いを伝えられるのか。
このほか、永見大吾探偵の「三山ひろしの髪の秘密」、竹山隆範探偵の「超少食男vs家系ラーメン」を届ける。
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