「日本オリジナルの結末が…」小芝風花&佐藤健&横山裕&白石聖ら「私の夫と結婚して」日韓でイベント参加

0

2025年06月27日 12:21  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

「私の夫と結婚して」韓国記者会見 © 2025. CJ ENM Japan/ STUDIO DRAGON all rights reserved
Amazon Originalドラマ「私の夫と結婚して」配信前日の6月26日に、日本で配信直前日韓コラボイベントが開催。

1話、2話上映後には韓国からリモートでW主演を務めた小芝風花×佐藤健が生出演し、日本の会場には横山裕、白石聖、田畑智子、黒崎レイナ、七五三掛龍也と豪華キャストが登壇。韓国では制作発表記者会見が行われ、小芝と佐藤らが韓国メディアからの質問に応じた。

この日はまず、主演の小芝と佐藤が韓国で開催される記者会見のために渡韓。

佐藤は2015年の釜山国際映画祭への招待以来、約10年ぶりとなる公の場での韓国訪問で、小芝にとっては今回が初めての渡韓となる。金浦空港には、W主演する2人の渡韓を聞きつけた韓国ファンやメディアが詰めかけた。

到着後、ファンから手渡された花束に喜ぶ2人。少しの時間だが足を止めて、写真撮影などのファンサービスを行うなか、多くのファンが駆けつけた。

「日本オリジナルの展開も」小芝&佐藤はリモートで登場
そして、「配信直前!日韓コラボイベント」では韓国で会見を行う小芝、佐藤らと中継で繋いで実施。日本側では、横山、白石、田畑、黒崎、七五三掛が登壇した。

小芝も「韓国を満喫するひまもなかったですが、空港で出迎えてくれたのはうれしかった」と語ると、佐藤も「今から夜ご飯を楽しみにしています」と続け、「ホンマに韓国ですか?」と横山からツッコミが入るひと幕も。

本作のメガホンをとったのは、「ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜」のアン・ギルホ監督。韓国の気鋭のクリエーターとのタッグに小芝は「すごく楽しかったです。監督の演出が新鮮なことが多くて。監督からは新しいことを引き出していただいた部分が多かったので、すごく勉強になりました」とふり返る。

佐藤も「言語が違うからもっと苦労するのかなと覚悟していたけど、全然そんなことはなくて。やっぱりエンタメは共通なんだなと感じました」と述懐。

さらに本作が初共演となる佐藤と小芝だが、小芝は「物事の見方がすごく深くて。勉強になったのと、ワードセンスがすごくツボで。現場ではずっと笑ってました」と明かし、佐藤も「小芝さんがどんなことでも明るく笑ってくれて。現場を盛り上げてくれました」とふり返って語る。

韓国と日本という遠距離をつなげて行われたこの日のイベントだが、「タイトなスケジュールでしたが、風花ちゃんがずっとこのままで。和気あいあいとした感じで現場にいました」と田畑が証言する通り、共演者たちが繰り広げる思い出話に終始、明るく笑い続けていた小芝。

一方、1話の冒頭、婚約者の友也(横山)と親友の麗奈(白石)の裏切りにより、美紗(小芝)がマンションから落とされそうになるシーンについて「あそこは本当のマンションで撮っていたので、首に負荷がかかって。水を飲むのも大変でした。だから撮影が終わった後に(白石)聖ちゃんが筋肉疲労に効くオイルをホテルまで届けてくれて、ものすごく救われました」と感謝の言葉を述べるも、白石演じる麗奈の役柄を踏まえた横山が「それを僕、はたから見ていたんですけど」と語り、「ニコニコしながら大丈夫?と言いながら毒を持っていったのかなと思った」と冗談めかして語る横山のコメントに共演者たちも大爆笑。





そんな大盛り上がりのイベントだったが、小芝と佐藤は韓国の会見に参加するため中継は終了。まずは佐藤が1話、2話を鑑賞したばかりの観客に向けて「この後どんどんおもしろくなっていきます」とアピール。

「韓国版を観た方もハラハラドキドキするので、最後まで見届けていただけたら」と期待をあおると、小芝も「作品自体は復讐ものなのでギスギスしたところはありますが、撮影自体はこんな感じで和気あいあいとした感じでした。この後も日本オリジナルの展開があったり、友也と麗奈の幼少期もあって。なんでこうなったのかも描かれているので、最後まで楽しみにしてくださったら」と呼びかけた。

横山裕、最低夫役は「まったく気持ちが分からなくて、悩んでいた」
日本でのイベントに参加するキャスト陣によるトークイベントを実施。劇中で最低な夫を演じることになった横山は「まったく気持ちが分からなくて。どう演じるか悩んでいたんですが、監督が『友也いいよ、いけいけ!』と言ってくれたので。そのことを信じて、4カ月、友也をまっとうできたと思います」と述懐。

監督からは「友也、気持ち悪いよ」と呼ばれていたとのことで、「それは褒められているのだろうか、と思いましたけど」と冗談めかす横山。「監督とディスカッションできたのもうれしかった。先ほど主演のふたりが日本版オリジナルに落とし込んだところもあると言っていましたが、今後友也が報われる部分も出てくると思います」と明かした。

一方の白石も「大変でした」とふり返る。「表面上は仲良くしていても、マウントをとりあったり、裏腹な気持ちをはらんでいるので、このシーンではどういう見え方が適切なのかを風花ちゃんと、監督と一緒に話し合いながらやりました。大変なシーンはたくさんあったけど、それでもわたしは麗奈という役に出会えたことを誇りに思っていて。自分の殻をやぶれた気がしますし、楽しく演技をさせていただきました」と明かした。

さらに田畑も「わたしは韓国版のドラマがずっと大好きで。もともとやってみたいと思っていた役をいただけることができたので、ものすごく縁があるなと思っていて。ずっとウキウキで現場に出ていたけど、実年齢では皆さんの中では年上だったので。住吉さんという役は、後輩を大事にして見守る役なので。基本的には現場でも客観的に見ていたりしました」とコメント。

そして七五三掛が「監督からは、悠斗はカッコ良くいてほしい。でもアイドルすぎないくらいがいいとも言われて。すごく難しい塩梅でした。2話でいうと同窓会のシーンなんですが、同窓会にいた人をかき分けるシーンがあり、そのかき分け方はアイドルすぎると言われたことがありました。やはりこの作品はハラハラするシーンが多いので、悠斗のシーンは休憩できるようなシーンになったらいいと言われたんです」と述懐。

その同窓会のシーンは、スケジュール的に撮影の終わりの方で撮られたものだったというが、「監督からは(最初に比べて)カッコよくなったねと言ってくれて。それがうれしかったですね」と明かした。

劇中ではキーパーソンを演じることになる黒崎は「1話、2話をご覧いただいた時の役の印象と、3話以降でご覧になっていただいた時の印象は変化がある役だと思って。楽しく撮影させていただきました。キーパーソンなので、これから話が進むにつれて、関わりが深くなる神戸さん(小芝)や鈴木部長(佐藤)が、自分の行動や決断に迷いがでるシーンが出てくるんですけど、あるけど、シリアスになる部分を明るく引っ張る感じの。ふたりの味方でいるような、明るい人でありたいと思い、演じさせていただきました」とコメントした。

最後のコメントを求められた白石は「日本版も世界中の人に見ていただけるような作品になっているので、最終話に向けて物語もドキドキハラハラしていくのでお願いします」とメッセージ。

横山も「濃厚な4カ月間でした。出演者はもちろん、本当に朝から晩まで、スタッフさんが命を削ってつくった作品です。監督も細部にまでこだわって」と語りつつ、「日本オリジナルの結末が待っているので、宣伝もお願いします!」と会場に呼びかけた。

「観ないで」と言われた韓国版を「観ました!」制作発表記者会見 in 韓国
韓国での会見には100人以上の多くの記者やメディアが来場し、小芝、佐藤の順でフォトセッション。日本ではなかなかみられないポージングで韓国メディアにサービス。そこへ、ソン・ザヨンプロデューサーも加わり会見が行われた。

会見の冒頭では、ソン・ザヨンプロデューサーへの質問が飛び交う。「韓国が中心になってグローバルヒット作品を作るべきだという業界の声がありますが、この作品はその目標を念頭に置いていたか」という記者からの問いに「日本オリジナル版の企画の時は韓国版のヒット成果が出る前だったので、念頭にはおいていませんでした」と語った。

続いて、韓国メディアから小芝、佐藤への質疑応答が始まり、今回の作品へ出演した経緯について聞かれると、佐藤は「韓国のドラマはよく見ていてアン・ギルホ監督の作品を観て素晴らしいと感じていたので、今回お仕事が一緒にできることは大変に嬉しかったですし、実際現場でも勉強になりました」と伝え、小芝は「一番好きな映画が韓国の映画『7番房の奇跡』だったので、今回監督、スタッフさんとご一緒できるのがとても嬉しく、今回すぐにやりたい!とお返事しました」と回答。

さらに韓国版について聞かれると、佐藤は「監督には観ないでほしいとも言われたが、お会いする前にもう観ていたので、正直に伝えました」と明かす。「韓国版は面白くて、日本に置き換えた時にそれをより良くしたいという思いでいました」と語った。

一方の小芝も、「私は監督には観ていないんだったら、韓国版は観ないでと言われましたが、観ました!」と会場の笑いを誘う。

「ドキドキハラハラするシーンや同窓会でガラリと人が変わる部分はうまく表現できたらいいなと思いましたし、人が惹きつけられるシーンを魅力的に演じたいと思いました」と作品への思いも。

演じたキャラクターについて聞かれると、小芝は「2度目の人生で復讐を決意した女性で、とても強い人なんだと思いました。1度目の人生では人に振り回されながら、それでも人を信じる強さ、目的をやり遂げるためには自分を陥れた人と一緒にいる、という強さを感じました」と美紗について語る。

亘を演じた佐藤は、「僕が亘を演じる上で大きな軸にしようと思ったことは、美紗を幸せにするために自分の人生を使おうと決めた男。それだけは決めて演じようと思いました」と今回演じた役への潔さを見せた。

さらに、韓国の制作環境の違いなどの記憶に残るエピソードを聞かれると、佐藤は「もっと違うかなと思ったのですが、そんなに変わらなかったです。それは、僕らがやることはその役のバックボーンを知って感じて演じること。監督の言葉はわからなくても言いたいことはわかりました。一つの作品に向かって同じところを見ていたので言語の違いに戸惑いはありませんでしたし、むしろやりがいがあって、演技もしやすかったです」と俳優としてのプロフェッショナルなスタンスを披露。

小芝は「コミュニケーションをとりづらいということもなく、韓国の皆さんがどんどん日本語も覚えてくださってとてもやりやすかったです」と語る。

ソン・ザヨンプロデューサーも「韓国と日本の制作規模や環境の違う部分は当然あるが、本作は韓国と日本の2つの感じがあって、シナジー効果がありました」と加えた。

そして最後のメッセージでは、プロデューサーが「長く企画したので"ついに"という清々しさがあります。プライムビデオで1位、さらにグローバル1位を獲得してほしい」と期待を寄せてコメント。

小芝は「今日は初めての韓国での会見の場で緊張しています。一人一人のキャラクターに物語があるので楽しんでほしい思いでいっぱいです。きっと韓国の『私の夫と結婚して』ファンの方にも楽しんでいただける作品になると信じて撮影に挑みました。韓国の監督、スタッフの方々とお仕事できたこともとても嬉しかったです」と喜びを伝える。

佐藤は「それぞれのキャラクターに感情移入できるようになっていて、監督のもと、いい環境でお芝居ができたことに感謝します。とても大きなプレッシャーを感じますが、この作品を任せていただいてプレッシャーを感じられる立場を与えてくださったことにとても感謝します」と確信に満ちた想いを明かし、会見は終了した。

Amazon Originalドラマ「私の夫と結婚して」は毎週金曜日2話ずつPrime Videoにて配信中。

配信予定
6月27日(金)1-2話/7月4日(金)3-4話
7月11日(金)5-6話/7月18日(金)7-8話/7月25日(金)9-10話



(シネマカフェ編集部)

    ニュース設定