今日27日 西〜東日本で厳しい暑さ 九州・関東など午前中から30℃超続出

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2025年06月27日 12:50  日本気象協会

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日本気象協会

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今日27日は、東日本から西日本、それに沖縄の広い範囲で午前のうちから最高気温30℃以上の真夏日が続出しています。東京都心は今年6月になってから10回目の30℃超えで、6月の真夏日日数が過去最多記録に並びました。午後は日差しの多い太平洋側の地域ほどさらに気温が上がり、厳しい暑さとなるでしょう。危険な暑さとなるため、万全に熱中症対策を行ってください。

今日27日 関東〜九州・沖縄で午前中から30℃超

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今日27日、西日本では太平洋側を中心に晴れている所が多く、九州から近畿で一斉に梅雨明けが発表されました。東日本も太平洋側を中心に強い日差しが照り付けています。

日差しのパワーでぐんぐん気温が上がり、正午までの最高気温は、神門(宮崎)で34.2℃、高知と那覇で32.8℃、東京都心で31.2℃、大阪で30.4℃になるなど30℃以上の真夏日が続出。関東から九州、沖縄の広い範囲で午前中から厳しい暑さとなっています。東京都心で30℃以上の真夏日になるのは、今年の6月は今日で10回目で、6月の観測史上最多記録の10日(1894年、1979年)に並んで1位タイとなりました。

午後は35℃超の猛烈な暑さになる所も

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このあとは、日差しが多い太平洋側の地域ほど、さらに気温が上がる見込みで、最高気温は東京都心と石垣島(沖縄)で33℃、広島で32℃の予想です。静岡は36℃、宮崎は35℃と猛暑日予想の所もあります。

今日27日は、和歌山県、広島県、沖縄本島地方、八重山地方に熱中症警戒アラートが発表されており、広島県に発表されるのは今年初めてです。危険な暑さとなるため、屋外での作業を控え、冷房のきいた室内で過ごすなど、暑さを避ける対策が必要です。熱中症対策を万全に行ってください。

もしも熱中症になってしまったら

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

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