12年ぶりセパン戦の結末はいかに。スーパーGT第3戦GT500ウイナー&PPを編集スタッフがガチ予想

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2025年06月27日 16:20  AUTOSPORT web

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リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平) 2025スーパーGT第3戦セパン
 6月26〜28日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されている2025スーパーGT第3戦『SUPER GT MALAYSIA FESTIVAL 2025』。ここまで2回の公式練習を終え、その結果を踏まえてオートスポーツweb編集スタッフがGT500クラス予選ポールポジション(PP)と決勝レースのウイナーをズバリ予想。12年ぶりのセパン戦ということでレースの結末は見当がつきませんが、そこは長年の経験と勘を頼りに、個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!


●V(前回は大穴予想が的中しそうでドキドキしました)のウイナー予想

◎本命:#12 TRS IMPUL with SDG Z○対抗:#37 Deloitte TOM’S GR Supra△大穴:#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

PP予想:#19 WedsSport ADVAN GR Supra

 12年ぶりのセパン・ラウンド! 以前とは時間帯が異なる点も含め、どんなレースになるのか楽しみですね。その一方で毎回言っているような気がしますが、今回も多分に漏れず予想が難しいです。例年1月に行われるオフのテストとの違いを指摘する声もあり、頼みの綱のひとつを失ったような心境です。

 前置きはさておき予想ですが、12号車TRS IMPUL with SDG Zを本命、37号車Deloitte TOM’S GR Supraを対抗としました。この2台の共通項はドライバーひとりが海外出身であること。セパンは国内のサーキットと比べて路面のミューが低いとされます。そういったコースでは外国人ドライバーの強みが出るのではないか、という推測のもと、わずか4kg差ではありますがサクセスウエイトの軽い順に並べました。

 大穴はヨコハマタイヤを履く24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zです。経験豊富な松田次生選手と、このセパンで優勝経験があるKONDO RACINGのマッチングが何かを起こす……かも!? 予選では、同じくヨコハマユーザーの19号車WedsSport ADVAN GR Supraが速さを見せると予想します。


●ゴトー(初海外のマレーシアで絶賛東南アジアを感じ中)のウイナー予想

◎本命:#100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT○対抗:#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z△大穴:#19 WedsSport ADVAN GR Supra

PP予想:#24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

 実に12年ぶりのマレーシア・セパン大会で恒例のガチ予想はまったくの未知数。やはりセパンで思い起こされるのはヨコハマタイヤの強さ。今回も2回の公式練習では19号車WedsSport、24号車リアライズともに快走をみせているため、対抗と大穴に2台を入れました。

 本命の100号車は公式練習1回目のトップタイムという結果はもちろん、牧野任祐選手が決勝日の6月28日にお誕生日を迎えます(おめでとうございます!)。おそらくスーパーGTで誕生日の当日に優勝した選手はこれまでいないはずで、公式練習での走りをみても“誕生日優勝”を飾ることは不可能ではないはず。


●自称ハルロウ(かれこれ17年目のGT取材。この季節は日焼け止めが欠かせませんね)のウイナー予想

◎本命:#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra○対抗:#24 リアライズコーポレーションADVAN Z△大穴:#1 au TOM’S GR Supra

PP予想:#19 WedsSport ADVAN GR Supra

 2005年にスーパーGTがスタートしてセパン戦が行われた2013年まで、GT500ではトヨタ陣営は未勝利。サーキット特性やマレーシアの気候との相性など、これまでは何か要因があったと思われる。それでも近年のトヨタ/TGR-D陣営が制作するマシンの総合力の高さ、そしてそれまで苦手としていた鈴鹿をフロントの軽量化と低重心化で回頭性を上げて得意とするようになったキャラ変更を鑑みて、海外戦再開となる今回のセパン戦ではトヨタ陣営が優勝に近いと読む。

 その中でもレース結果だけでなく、上り調子でパフォーマンスを上げているように見える39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supraを本命とする。また、ヨコハマタイヤ陣営もこのセパンでは強みを発揮できることから、19号車WedsSport ADVAN GR Supraと24号車リアライズコーポレーションADVAN Zの2台を候補に上げたいが、19号車の方は今年のレース内容がアクシデントが多く安定感に欠く部分があり、24号車を挙げた。

 また、1月のテストの時より走り始めで2秒以上ラップタイムが遅く、路面コンディションの変化に各チームが混乱気味。そうなると、やはりチャンピオンチームの1号車au TOM’S GR Supraが気になる。70kgのサクセスウエイト、燃料リストリクター制限が入っていながらも、練習走行から中位〜上位を狙える速さを見せており、スコールの雨や難しい展開となった際には間違いなくチャンスが広がりそうだ。

[オートスポーツweb 2025年06月27日]

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